現地コラム

COLUMN

西表島の1月の過ごし方

2020-10-18 04:24

みなさんこんにちは!

無性に南の島に行きたくなる時はありませんか?

とくに冬の寒さには耐えられない。

そんな時は国内最南端エリアに位置する八重山諸島を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

中でも西表島がおすすめです。

国内最南端の亜熱帯地域の西表島。

 

本当に1月は暖かいの?と疑問に持たれる方もいるかもしれませんが、その心配はありません。

本記事では1月の西表島についてご紹介いたします。

 

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気候

西表島の気候は、春夏秋冬の冬がない「春夏秋」というイメージがぴったりです。

もしかしたら、「春、夏、猛暑、秋」かもしれません。

その理由について見ていきましょう。

 

①気温

具体的な気温は、下の表をご覧ください。

 

たしかに1月は12月に比べると1度ほど気温が下がりますが、平均気温が18度を超えています。

1月の平均気温が7度しかない東京と比べると、格段に暖かい島です。

1月半ばになると、桜の木がつぼみをつけ始め、春の足音さえ感じることができます。

 

しかし、暖かいからといって油断はできない季節です。

後述しますが、南の島でも冷たい北風が吹きます。

そのおかげで、1月は寒暖差が大きい時期と言えるでしょう。

ですが、本州ほどの寒気団が流れ込むわけではなく、暖かい黒潮の影響もあり東京の6月程度の暖かはありますので安心してください。

 

・西表島の12月の気温

最低気温:17.7度

最高気温:22.1度

平均気温:19.5度

 

・西表島の1月の気温

最低気温:16.3度

最高気温:20.4度

平均気温:18.3度

 

②降水量

具体的な降水量は、下の表をご覧ください。

 

西表島は年間降水量が2,300ミリメートルあり、東京の1.5倍程度の雨が降ります。

この降水量が、島の90%を占めるジャングルの生態系を支えているのです。

また、西表島にはダムがないため、雨は貴重な水資源です。

 

夏場は亜熱帯特有のスコールが有名ですが、冬場は相対的に降水量が少なく観光に適していると言えます。

湿度は年間平均78%と高くなっています。

 

・12月の西表島の月間降雨量

153.1mm

・1月の西表島の月間降雨量

168.9㎜

 

③風向・風速

具体的な風向き・風速は、下の表をご覧ください。

 

西表島は東シナ海に浮かぶ孤島です。

大きな山がありませんので、海風が通り抜ける島です。

体感温度は、風速が1メートル増すごとに約1℃ずつ低くなると言われています。

海沿いでは北からの風が強く吹き込み、想像以上に肌寒く感じることがあります。

強風が吹くと、亜熱帯の西表島といえども急激に寒さを感じますので、ウィンドブレーカーなど寒さ対策ができる服を持っていきましょう。

とはいえ、晴れた穏やかな日は泳げるくらい暑くなります。

重ね着ができるようなファッションで上手に調節しましょう。

 

・12月の西表島の風速

平均風速:5.0m/s

・1月の西表島の風速

平均風速:4.8m/s

 

④日照時間

具体的な日照時間は、下の表をご覧下さい。

 

冬至がある12月は、日照時間の総量自体が少ないのですが、1月になると徐々に日照時間が長くなります。

統計によると1時間程度伸びるようです。

 

1月は、全体的にどんよりと曇った日が多く、すっきり晴れる日が少ないです。

 

・12月の西表島の日照時間

74.5h

・1月の西表島の日照時間

75.4h

 

1月の服装

1月の西表島は、雨が少なく暖かい日が続く反面、時々吹く北風でぐっと気温が下がることがあります。

そのため、これに対応できるような服装が必要となります。

 

どんなに西表島が暖かいと言っても、平均気温が18度です。

そのため、半袖半ズボンは避けた方が良いでしょう。

 

また、海辺では北風があり、体感温度は実際の表示温度よりも肌寒く感じられることもあります。

ウインドブレーカーや薄手の防寒ジャケット、パーカーなどの秋物の装い程度は用意しておきましょう。

 

もちろん北風が緩む日や陽射しが降り注ぐ日もあります。

こんな日は「昨日までの寒さは何だったんだろう?」と思うほど暖かい陽気となります。

そうなれば、防寒着は邪魔になり、半袖半ズボンなどの夏の服装で過ごせるでしょう。

暖かそうな日はその上に一枚着ておけば、快適に観光を楽しめます。

 

イベント

1月に、西表島で行われる観光客向けイベントはありません。

西表島には空港がなく、島へのアクセスは石垣島からの航路となります。

ここでは、西表島へのアクセスにも影響する石垣島のイベントを紹介しましょう。

 

観光闘牛

沖縄をはじめ、八重山諸島では闘牛が盛んです。

石垣島に2018年に新設された八重山闘牛場では、毎年正月に新春観光闘牛が行われています。

牛同士がぶつかり合う迫力は、一見の価値ありです。

 

石垣島マラソン

年初に行われる、日本最南端で開催される市民マラソンも人気が高いイベントです。

フルマラソンのほか、24キロメートル、10キロメートルも設定されており、幅広い年齢層が参加します。

石垣島の南半分を走るマラソンコースは、島の魅力が満載です。

もちろん島民でなくてもエントリーして走ることもできますが、マラソンを見学するだけでも楽しめるイベントです。

 

混雑状況

1月は、石垣島マラソンに参加する約4,000人の人々が、飛行機や船で石垣島に渡ります。

南の島のオフシーズンではありますが、マラソン実施日前後は西表島へのアクセスに注意が必要です。

 

また、石垣島マラソン大会当日は、西表島から石垣島に渡る観光客も多いため、島内は観光客が少なく、アクティビィを満喫できるとも言えます。

基本的にオフシーズンですが、ガイドさんがマンツーマンで指導してくれたり、人数が多いと普段行くことのできないところへこっそり案内してくれることもあるかもしれません。

 

利用可能なアクティビティ

①グラスボート

西表島で体験できるアクティビティで、冬だからこそ満喫できるグラスボート

 

船底がガラスになっているボートで、サンゴ礁や魚などを観察することができます。

水面を覗き込むと、300種以上のカラフルなサンゴと100種類を超える熱帯魚が暮らす海中世界を見ることができます。

 

泳ぎが苦手な方や、小さなお子様がいらっしゃるご家族など、ちょっと海を覗いてみたいという方におすすめのアクティビティです。

まさに、動く水族館ですね。

グラスボートのツアーは、海中を楽しむことはもちろん、船でしか行くことができない秘境に連れて行ってくれるものもあります。

 

②クラフトづくり

比較的安定している冬季の西表島とはいえ、雨でアクティビティができないということもあるかもしれません。

 

そんなときは、室内でできるクラフトづくり体験はいかがでしょう。

 

西表島では、昔から植物を使ったさまざまな民具を作ってきました。

沖縄の伝統工芸の『八重山みんさー』や『月桃染め』などの体験が楽しめます。

雨でも楽しめるアクティビィを旅行プランに混ぜておくと、いざというときに重宝します。

観光客の少ないこの時期、静かな西表島で島に流れるゆったりとした時間を島の人たちと過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

③シュノーケリング・ダイビング

シュノーケリング
沖縄のアクティビティと言えば、きれいな海に潜るシュノーケリング・ダイビングではないでしょうか。

オフシーズンだからできないと思ってる方も多いかもしれませんが、そんなことはありません

 

冬だからこそ体験できるコースや景色を見ることができます。

とくに冬季は台風がないので、海水内の濁度が非常に低くなります

年間を通しても、海が最も透き通っている時期なのです。

 

そして一番注目すべきポイントは水温です。

前述の通り、西表島は平均温度が18度ほどで、風が強くなると体感温度がもっと下がります。

ですが、水温はこの時期でもなんと23度もあります。

意外にも外温より暖かいのです。

これは黒潮のおかげで、南方の海水が流れ込んできているためです。

 

とはいえ、シュノーケリングやダイビングを終え、水から上がったら寒く感じますので、潜るときにはウェットスーツを着用しましょう。

シュノーケリングやダイビングのツアーに申し込む際に、ウェットスーツを借りることができます。

 

④天体観測

星空

 

西表島は島の90%以上がジャングルです。

そのため夜間に明るい光がほとんどなく、天体観測にぴったりな島となっています。

国際ダークスカイ協会が世界で90箇所ほど認定している「星空保護区」の一つになっているほどです。

 

夏には天の川がくっきりと見えます。

冬には遠くの暗い星々まで見ることができ、流れ星も頻繁に見ることができるでしょう。

ツアーに参加して、ガイドさんに秘密の場所へ連れて行ってもらいましょう。

「奇跡の島」バラス島のナイトツアー、浦内川夜間カヌーツアー、南風三田の浜で見る南十字星などがおすすめです。

 

都会では見られない、まさに天然のプラネタリウム。

信じられないほどの星の数が頭上に広がる感動体験を味わえます。

 

地球が宇宙の一部であることを体感できるでしょう。

 

⑤ジャングルナイトツアー

天体観測とともに、西表島の夜の観光で人気があるのが、ジャングルナイトツアーです。

 

亜熱帯の西表島のジャングルを夜間にガイドさんとともに歩き、夜行性の生物を見つけたり、寝ている動物を観察したり、現地の人しか知らないような秘密のスポットに行ったりします。

ハイキングレベルの距離と難易度ですので、女性やお子様でも楽しめます。

 

ヤシガニやフクロウ、年中見れるホタルなどにも出会えるでしょう。

季節によって見れる生物が異なることから、リピーターの観光客にも人気のツアーです。

 

⑥トレッキング

西表島トレッキングは、ジャングルや滝を散策するアクティビティです。

 

ジャングルでは、イリオモテヤマネコ、カンムリワシなどの希少動物が住むエリアを、ガイドさんの説明を聞きながら進んでいきます。

そしてマイナスイオンいっぱいの滝壺で休んでいるうちに、きっと気持ちも日常から離れていくことでしょう。

穏やかなアクティビティとして、女性やお子様にも人気です。

 

上級者には鍾乳洞を探索するツアーがおすすめです。

探検家になった気分で、気軽にケイビングも楽しめます。

 

⑦カヌー、SUP体験

冬でも水温が高い西表島では、カヌーやSUPで遊ぶこともできます。

SUPとはスタンドアップパドルボードの略であり、幅の広いサーフボードに立ち、一本のパドルで進むアクティビティです。

 

陸地からは行くことができないような場所に行き、時にはひと休みしながら、自然豊かな西表島を満喫しましょう。

1月の西表島は、夏のように強い日差しやスコールもありませんので、気持ちよく楽しむことができます。

 

さいごに

西表島の1月についてご紹介いたしました。

いかがだったでしょうか。

 

1月の西表島は、1年の中でも天候が安定しており、基本的に暖かいです。

この時期の西表島なら、天体観測のオンシーズンである夏には見ることができない南十字星を見ることができます。

また、ダイビング・シュノーケリングでは、海の中が年間で最もクリアで透き通って見える時期であるため、海の中を一望でき、オンシーズンでは体験することのできない別の顔を見ることができます。

 

防寒用の洋服を1枚用意し、1月の西表島に避寒旅行してみてはいかがでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。