現地コラム
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秋の西表島の過ごし方
目次
秋の西表島の過ごし方
秋といえば読書の秋、スポーツの秋など様々ありますよね。
今回は旅行の秋ということで、おすすめの行楽地をご紹介いたします。
その行楽地とは、西表島です。
夏のイメージが強いので、西表島の秋についてイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか。
秋の西表島は、まだ夏のように爽やかで過ごしやすい日が多いので、実はかなりおすすめの時期なのです。
そのため、様々なアクティビティを体験することができます。
また、食欲の秋ということで食欲をそそる島料理も欠かせません。
島料理の定番と言えばやはり沖縄そばは外せませんよね。
その中でも特におすすめなのが八重山そばです。
八重山そばは刻んだ肉がトッピングされた沖縄そばで、これが本当に美味しいです。
今年の秋は西表島でアクティブな時間を過ごし、美味しい料理を味わってみてはいかがでしょうか。
本記事では秋の西表島の過ごし方についてご紹介いたします。
西表島の秋
冒頭でもご紹介した通り、秋シーズン(9月、10月)の西表島は平均気温が25度以上になり、まだまだ夏のような気候が続きます。
日差しも強いため、海で泳ぐことが可能です。
9月は台風やスコールの影響もあり、亜熱帯らしい蒸し暑い日々が続きます。
平均気温は約30℃にもなり、服装は半袖半ズボンの軽装でも問題ありません。
10月下旬にもなるとその蒸し暑さもひき、朝晩は涼しく感じられるようになります。
日中と夜中で寒暖差があるので、羽織ることができるアウターを一枚持っておく方が良いでしょう。
11月になると平均気温は約23℃まで下がり、過ごしやすくなります。
涼しくなるため西表島のジャングルでトレッキングして体を動かすのもおすすめです。
星空は夏シーズンがベストではありますが、まだまだ観察することはできるので、ぜひ観察してみてくださいね。
秋の西表島のメリット
西表島の秋は、まだ暑い日が続く9月頃までは夏同様のアクティビティを楽しむことができます。
この時期はまだ海で泳ぐことができ、なおかつ夏に比べ観光客が少ないので、まるでビーチを貸し切りにしているかのような気分でリラックスしてゆっくりと海を満喫できます。
10月を過ぎると秋らしく涼しい気候へと切り替わるので、夏に比べ台風やスコールの心配も少なくなるでしょう。
日焼けが心配な方も、気持ちよくアクティビティを楽しみましょう。
秋シーズンはシルバーウィークを除けば、人がかなり少ないので、とても自由度の高い最高の季節です。
さらに旅費や交通費についても、ベストシーズンの夏に比べると価格が抑えられているので、リーズナブルに旅行をすることができます。
半袖半ズボンで過ごすことができるので、着替えがかさばらずに身軽に動くことができるのも嬉しいですね。
秋の西表島のデメリット
秋の西表島のデメリットはほぼありませんが、挙げるとしたら多少は台風の影響を受けてしまう点と、11月を過ぎると少し冷えることでしょうか。
9月は、8月に次いで台風が訪れる時期になります。
台風が接近するとすべてのアクティビティが中止になるため、気象情報は必ずチェックしましょう。
場合によっては飛行機やフェリーも運航できなくなりますので、事前に計画を変更するなど対策を検討しておくことをおすすめします。
また、11月になると徐々に気温が下がっていきます。
冬場に近づくと徐々に北風も強くなり、ウエットスーツ未着用でマリンアクティビティをすることは難しいでしょう。
逆を言えばウエットスーツを着用すればこの時期でも海で遊ぶことができますので、寒さも水の冷たさも心配いらないですね。
冬なのにマリンアクティビティを堪能している新感覚にテンション上がること間違いなしです。
秋の西表島でおすすめのアクティビティ
ご紹介してきた通り、まだまだこの時期はアクティビティが盛んな時期です。
そんな秋の西表島でおすすめのアクティビティを3つご紹介いたします。
①星の砂ビーチシュノーケリング
最初にご紹介するのは星の砂ビーチシュノーケリングです。
その名の通り、ビーチに星の形をした砂がたくさんあることから星の砂ビーチと呼ばれるようになりました。
上原港から車で約5分の場所に位置しており、西表島のビーチの中でも最も人気が高いと評されます。
星の砂ビーチは遠浅の海で海水浴に向いているビーチであり、大きな岩が複数点在しているため大きな波が起こることもないので、小さなお子様連れにもおすすめのビーチです。
このビーチには100種類以上魚たちが生息ともいわれており、潜らなくてもひざ下で魚が泳いでいる姿を観察することができます。
また、星の砂ビーチの目の前には小さな島が浮いており、泳いで向かうこともできます。
その中でも特に多くの海の生き物を見ることができるシュノーケリングがおすすめです。
ツアーに参加すればシュノーケリングセットなどの必要なものは借りられるため、用意する必要もありません。
さらに秋シーズンは観光客も少なく、周囲を気にせずシュノーケリングや海水浴を楽しむことができるのもメリットです。
市街地からも近いことから、旅の合間にふらっと立ち寄ってシュノーケリングをする、なんてこともできますよ。
②ダイビング
西表島の透明度抜群の海には、色鮮やかな魚と彩り豊かなサンゴ礁が広がっています。
全世界でサンゴ礁の種類は、約1300種類あるといわれています。
西表島にはそのおよそ3分の1である約400種類が存在しているのです
西表島は冬になってもダイビングするのには十分な水温があります。
ですので、秋シーズンは水の冷たさや寒さは心配することなくダイビングが楽しめます。
年中ダイビングできるスポットはなかなかないため、国内はもちろん海外からもダイビングするために西表島に訪れる方も少なくありません。
さて、ダイビングの魅力の一つは深い海の生き物の観察ができる点ではないでしょうか。
シュノーケリングではどうしても観ることができる範囲が限られてしまうのです。
一方でダイビングは、シュノーケリングで行ける範囲よりずっと深いところまで行くことができるので、いつもとは違う特別な海の景色を楽しむことができます。
透明度抜群の海の中をどんどん潜水していくと、徐々に深く暗い環境になっていきます。
静けさがとても神秘的で、周りを見渡すと魚たちの本来の生活を垣間見ることができるでしょう。
水の中から水面を観ると太陽光が反射してキラキラと光るのがとても美しいです。
秋シーズンの海はまだまだ夏の雰囲気が感じられ、生き物が活発に行き来している姿を観察することができます。
また、少しずつ寒くなっていくたびに、徐々に海の透明度が高くなってくるので夏と冬の良い部分を両方持っている最高のシーズンといえます。
この機会にぜひダイビング体験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
③カヌークルージング&ピナイサーラの滝トレッキング
次に、西表島の定番アクティビティであるカヌークルージングとトレッキングについてご紹介いたします。
ピナイサーラの滝へ向かう目的でクルージングとトレッキングの2つのアクティビティを行うツアーがとても人気ですので、チェックしておきましょう。
ピナイサーラの滝は沖縄では珍しい落差の大きい滝で、最高落差約55mを誇ります。
細い滝ですが、落差は沖縄県で最も大きく迫力があります。
クルージング&トレッキングはその美しく力強い滝を見に行くためのツアーで、まるで探検しているかのような気分を味わえるのが醍醐味です。
まず初めは、ジャングルの中をカヌーで約1時間クルージングを楽しみます。
大自然に囲まれてのクルージングは迫力満点で、恐竜が出てきそうな雰囲気もありワクワクすること間違いなしです。
滝つぼで泳ぐこともできますので、クルージングした後は滝つぼで水遊びをするのもまた楽しいでしょう。
クルージングの後は、続けてトレッキングをすることもできます。
所要時間は約40分で、初心者には少し大変に感じる道のりですが、気持ちよい汗をかいた後に見るピナイサーラの滝の上からの景色は最高に心地よいです。
この達成感のためにリピーターとして足を運ばれる方もいるほどです。
さて、クルージング&トレッキングでは島の植物や生き物を間近で見ることができます。
西表島でしか感じられない環境が刺激的で、違う世界に迷い込んでしまったのかと感じてしまうほどです。
どちらもベテランのガイドが丁寧に教えてくれるので、どなたでも楽しむことができます。
とても人気なツアーなので、やはりベストシーズンは混み合います。
秋シーズンは気候もよく、さらに混雑も緩和されるのでおすすめです。
よろしければぜひ体験してみてくださいね。
また、石垣島から西表島へ渡るフェリーチケットは、オンラインから購入するのが便利です。
事前支払いなので、当日はスマホを見せるだけで乗船することができます。春休みやGWのフェリーチケット売り場は、長蛇の列ができるほど混雑しますが、オンラインでチケットを事前購入しておけば、当日チケット売り場の行列に巻き込まれる心配もありません。スムーズ&ストレスフリーな旅行を楽しむことができます。是非参考にしてみてください↓
さいごに
秋の西表島の過ごし方についてご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか。
秋でも9月はまだまだ夏の陽気が残っており、マリンアクティビティが盛んにおこなわれています。
10月を過ぎると海の透明度はさらに増していき、美しい西表島の海がより一層魅力を増します。
ウエットスーツを着用していれば、冬でも問題なくマリンアクティビティを楽しむことができるので、ぜひシュノーケリングやダイビングに挑戦してみてくださいね。
秋の西表島は夏と冬のいいとこどりをしたシーズンです。
夏のベストシーズンと比べると観光客も少なく、周囲を気にせず楽しむことができるのもこの時期ならではと言えます。
旅行を余すことなく堪能しましょう。
アクティビティやツアーに参加してよく動いた後は、地元でしか食べられない美味しいグルメやお酒を楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。