現地コラム
COLUMN
西表島の2月
みなさんこんにちは!
2月と言えば、日本が最も寒くなる月です。
そんな時は避寒地に逃げるのはいかがですか?
沖縄本島から400キロメートル以上離れた、国内最南端部に位置する八重山諸島。
そのなかでも西表島を訪れてみてはいかがでしょう。
亜熱帯気候の西表島ですが、避寒地として最適なの?と疑問に持たれる方もいるのではないでしょうか。
本記事では2月の西表島についてご紹介いたします。
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目次
気候
①気温
下の表をご覧ください。
西表島の2月はもうすでに春!
カンヒザクラが見頃の季節です。
本土と違い、八重山の桜はカンヒザクラが主流です。
1月中旬から咲き始め、2月のはじめには最盛期となります。
2月下旬になると、日によっては半袖でも過ごせる暖かさになります。
ダイビングやシュノーケリングが盛んになり始める季節です。
・西表島の1月の気温
最低気温:16.3度
最高気温:20.4度
平均気温:18.3度
・西表島の2月の気温
最低気温:16.7度
最高気温:21.4度
平均気温:18.9度
②降水量
下の表をご覧ください。
沖縄の雨といえば、スコールのような突発的な雨が特徴です
しかし、冬の西表島は曇天や雨天の日が多いです。
湿度も安定して高くなっています。
年間を通して比較してみると、12月から2月の期間は降水量が少ない時期でもあります。
カラッと晴れた晴天の日はあまりないですが、観光やアウトドアアクティビティに適している時期と言えます。
・1月の西表島の月間降雨量
168.9mm
・2月の西表島の月間降雨量
166.0mm
③風向・風速
下の表をご覧ください。
2月は1月と同様北風が吹くことが多く、浜辺などでは肌寒く感じます。
ただ、2月の下旬になってくると、南風が増えてきますので、すこし心地よい風を感じるでしょう。
2月に強い風が吹くと聞くと春一番を思い浮かべるかもしれませんが、西表島には高い山がなく、海風が島を吹き抜けるため、常時強い海風に晒されています。
強いと言っても、年間平均して風速5メートルほどの風です。
風速5メートルとは、旗が軽くはためく程度の風ですので強風ほどではありません。
ちなみに、春一番とは海からの暖気と北の寒気で等圧線が縮まり、強い風が吹く現象のことを指します。
これはあまり見られない現象のため、西表島では春先の強風を春一番と呼ぶことはないそうです。
・1月の西表島の風速
平均風速:4.8m/s
・2月の西表島の風速
平均風速:5.1m/s
④日照時間
下の表をご覧ください。
徐々に日照時間が伸びており、日が長くなるとともに平均気温も高くなってきます。
1月に比べ、雨の日が少なくなっていることも、日照時間が伸びている理由の一つかもしれません。
西表島の冬の季節は曇りの時間が長いので、この日照時間が2時間伸びていることは夏へ向かっている合図であると言えます。
日が長くなるにつれ紫外線も強くなり始める時期です。
肌が弱い方や気になる方は紫外線予防をおすすめします。
・1月の西表島の日照時間
74.5h
・2月の西表島の日照時間
77.0h
2月の服装
2月の西表島では、まだ防風対策ができる服装が必要です。
西表島の2月は上旬と下旬で大幅に気温が変わります。
上旬はまだ寒く北風も強いため肌寒く感じるでしょう。
ウインドブレーカーや薄手のジャケット、パーカーなど、防風ができる服が一枚あると安心です。
また、年間で一番寒いのもこの時期です。
半袖半ズボンといった南国らしい格好は避けた方が良いでしょう。
しかし、下旬になると吹いていた風が北風から南風に変わり始め、暖かくなってきます。
この頃になるとダイビングやシュノーケリングを楽しむ方も増え、半袖半ズボンにサンダルといった方もチラホラと見え始めます。
とはいえまだ2月。
天気次第では寒い日もありますので、半袖半ズボンよりも七分袖のシャツや長ズボン、上から羽織るパーカーなどを持って行き、寒い日と暖かい日のどちらにも対応できるようにしましょう。
また、紫外線が気になる方もいらっしゃるでしょう。
日除けや帽子、サングラスなどでUVカット対策が必要になってくる時期でもあります。
西表島の2月のイベント
2月に参加できる西表島のイベントがあります。
どういったイベントがあるか、見ていきましょう
やまねこマラソン大会
「さわやかに西表島の大自然を走ろう」を合言葉に毎年行われるマラソンです。
23キロ、10キロ、3キロの3つのコースが設定されていますので、女性や子供をはじめ、幅広い世代が参加できるマラソン大会です。
大会終了後の参加者と地元の人との交流会では、民謡や太鼓が披露されたり、抽選会があったりと、こちらも人気イベントとなっています。
走るには参加費が必要ですが、充分に楽しめるイベントであり、参加費の一部はイリオモテヤマネコ保護基金に寄付されます。
プロ野球千葉ロッテマリーンズ石垣島春季キャンプ
2月の八重山のイベントと言えばプロ野球のキャンプが挙げられるでしょう。
西表島ではなく石垣島にはなりますが、千葉ロッテが例年キャンプを行っていますので、ファンの方が多く訪れます。
石垣島には、野球場や室内練習場などを備えた、マリーンズボールパークという施設もあります。
混雑状況
2月はオフシーズンですので、真夏のオンシーズンに比べると比較的混んではいません。
しかし、最近は西表島への旅費やホテル代などがオンシーズンに比べて半額になるほど安いことと、海の透明度がこの時期にとても高いことが知られてきており、ダイビングやシュノーケリングのために訪れる観光客や卒業旅行に訪れる学生などが増えてきています。
また、2月は旧正月にあたるため、中国などからのインバウンド効果もあり、その時期には混雑が予想されます。
西表島へのアクセスは石垣島からの航路しかありません。
本土から石垣島までの航空便の混雑状況次第では、石垣島にすらたどり着けないことがありますので注意が必要です。
プロ野球キャンプ、旧正月などの時期はよく確認しましょう。
利用可能なアクティビティ
実は、西表島でアクティビティに最適な時期は冬なんです。
夏は気温や湿度が高く、日差しを気にしながら遊ぶため、ゆっくりできないことも多いです。
しかし、西表島の冬の気温は内地の秋ぐらい高いこともあり、過ごしやすい環境の中でさまざまなアクティビティを存分に楽しむことができるシーズンです。
①グラスボート
グラスボードはオフシーズンの冬におすすめのアクティビティです。
船底がガラスになっているボートに乗って、西表自慢のサンゴ礁や魚などを観察してみましょう。
船内は寒くなく、泳ぎが苦手な方やご家族連れなどにもおすすめです。
西表島には、300種類を超えるサンゴや、100種類以上の亜熱帯特有の熱帯魚などが生息しています。
その生態を邪魔することなく、グラスボートの舟底から覗くことができます。
動く水族館と評判のアクティビティです。
アクセス 沖縄県八重山郡竹富町字西表2437 電話番号 090-4470-5966 営業時間 8:00〜21:00 開催期間:10月~4月
②クラフトづくり
観光客が少ないこの時期、静かな西表島で、島に流れるゆったりとした時間を、島の人たちと過ごしてみてはいかがでしょうか。
冬の西表島は気候が安定しているのですが、雨でアウトドアツアーのアクティビティが中止になることもあります。
そんなときにおすすめできるのが、室内で体験できるクラフトづくりです。
西表島では昔から、現地の植物を使ってさまざまな民具を作ってきた歴史があります。
たとえば沖縄の伝統工芸でもある、藍色の地に絣模様を入れた『八重山みんさー』や月桃と呼ばれるハーブで染め上げた『月桃染め』などが有名です。
ツアーでは、これらを作る体験ができます。
雨でも楽しめるアクティビティでは、島時間を実感することができるでしょう。
アクセス 沖繩県八重山郡竹富町南風見201-79 電話番号 090-7585-3934 営業時間 10:00~18:00 定休日 金曜日
③シュノーケリング・ダイビング
沖縄と言えばシュノーケリング・ダイビングではないでしょうか。
西表島の冬のダイビングスポットは、船浮や崎山などの白浜港沖の西表島の西側にあります。
冬だからこそ体験できるコースや景色を見ることができます。
とくに冬季は台風がないので、海水が濁っていません。
年間を通して、最も透き通っている時期であるため、シュノーゲリングやダイビングが非常におすすめです。
この時期だけしか見ることのできないウミウシなども見ることができます。
また、気温に比べて水温が高い時期でもあります。
これは黒潮のおかげで、南方の暖かい海水が流れ込んできているためです。
暖かいとは言っても、海から陸に上がればやはり寒く感じる時期です。
潜るときにはウェットスーツの着用が必要になります。
冬でもしっかり楽しむことができる、西表島のダイビングやシュノーケリングをぜひ体験してみてください。
アクセス 沖縄県八重山郡竹富町字上原10−662 電話番号 0980-85-6413 営業時間 8:00〜21:00
④天体観測
都会では見られない、まさに天然のプラネタリウムを見に行きませんか?
西表島は島の90%以上がジャングルです。
そのため夜間に明るい光がほとんどないため、国際ダークスカイ協会が世界で90箇所ほど認定している「星空保護区」の一つになっています。
天体観測には最高の環境と言えるでしょう。
西表島の夏の夜空では、天の川や南十字星がくっきりと見えます。
流れ星も頻繁に流れます。
そして冬の天体観測では、澄み切った夜空に暗い星までもはっきり目視することができるのです。
都会の夜空に慣れてしまっている方は、星の数に驚いてしまうこと間違いなしでしょう。
夜の島を歩きますので、ツアーに参加して、ガイドさんに解説をしてもらいましょう。
天体観測ツアーは、ジャングルナイトツアーとともに行われたり、海岸や川でカヌーに乗って行われたりします。
⑤ヤエヤマヒメボタルツアー
八重山では9種類のホタルが生息しています。
そのうち西表島で見られる代表的なホタルがヤエヤマヒメボタルです。
ヤエヤマヒメボタルは、内地の川などでに見られる水棲ではなく、山間部に住む陸棲ホタルです。
体長は3ミリ程度しかなく、生息場所が限られており、その場所も年によって異なることがあります。
ヤエヤマヒメボタルは、早いところで2月の末から~6月初めあたりまでの日没後、数十分しか光りません。
しかし、その光る姿はとてもロマンチックなのです。
そんなヤエヤマヒメボタルの光のショーを見に行くツアーです。
オスが求愛のために、早いリズムでキレイな光を放ちながら点滅を繰り返し、足元を乱舞します。
メスは飛ばずに地べたで強く光りながらオスを待っています。
見渡せば、辺り一面にホタルが乱舞し、まるで光の絨毯のようです。
実はこのヤエヤマヒメボタルの鑑賞ツアーは、日本で最も早い時期に行われるホタル観賞会でもあります。
ツアーに参加すると、ホタルだけでなくミミズクや、ヤエヤマオオコオモリなどの夜行性動物も見る事ができるかもしれません。
ミミズクは、姿が見えなくても、声だけは聞ける事が多いようです。
その土地を知り尽くしたガイドさんが主催するツアーに参加すれば、西表島の夜の自然を存分により一層楽しむことができますね。
アクセス 沖縄県八重山郡竹富町字上原984-14 電話番号 0980-85-6578 営業時間 8:00~21:00
⑥トレッキング
西表島にはジャングルや滝がありながらも、高い山がないことから、気軽にトレッキングを楽しめるスポットになっています。
西表島の場合、直射日光が強く体力消耗も早い暑い夏の時期よりも、冬の時期のトレッキングがおすすめです。
本土ではジャングルをトレッキングすることはないのではないでしょうか。
西表島のジャングルは、イリオモテヤマネコ、カンムリワシなど、ここでしか見ることのできない希少動物が住むエリアになっています。
ジャングルに詳しいガイドさんが解説をしてくれるツアーがおすすめです。
ジャングルを通り抜け、滝壺に到着したらひとやすみするのも良いでしょう。
マイナスイオンいっぱいの滝壺をのんびり眺めているだけでも、気持ちがゆったりしてきます。
⑦カヌー、SUP体験
冬でも水温の高い西表島では、カヌーやSUPで遊ぶこともできます。
SUPとはスタンドアップパドルボードの略です。
幅の広いサーフボードに立ち、一本のパドルですすむ、最近人気のアクティビティです。
カヌーやSUPでマングローブ林を進んだり、陸地からは行けないようなスポットでひと休みしたりしながら、西表島の大自然を満喫しましょう。
SUPに座ったり、カヌーを漕いだりする時の目線の高さは、水面から1メートル以下なんです。
いつもの目線とは違った低い位置から見るマングローブなどには、きっと思わぬ発見があるに違いありません。
夏のように強い日差しやスコールもありませんので、気持ちよく楽しむことができます。
さいごに
西表島の2月についてご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか。
2月の西表島は天候も安定してきており、比較的暖かいです。
天体観測では南十字星が見られたり、ナイトツアーでは2月から飛び始めるヤエヤマヒメボタルが見られたりと、他の時期では体験することができない西表島の別の顔を見ることができます。
ぜひ2月に、西表島に避寒旅行してみてはいかがでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。