現地コラム

COLUMN

西表島で天気が悪くても楽しめるアクティビティ

2020-02-09 11:29

西表島で天気が悪くても楽しめるアクティビティ

みなさま、旅行はお好きですか?

準備が大変、日程の調整が難しい、費用が気になるといった方はいらっしゃるかとは思いますが、旅行そのものはお好きな方が多いのではないかと思います。

そんな旅行において大敵と言えるのが悪天候。

特に屋外での遊びを中心に据えた旅行の最中は、雨が降るとテンションも急降下してしまいますよね。

さんさんと照る日差しが嬉しい南国への旅行中に雨に見舞われてしまうと、その朗らかな魅力も半減してしまい残念極まりない気分になりがちですよね。

しかし、今回ご紹介させていただくのは、天気が悪くても楽しめる、西表島でのアクティビティについてです。

 

みなさまは西表島をご存知でしょうか?

名前だけは聞いたことがある方やイリオモテヤマネコが住んでいる島だとは知っている方が多いかもしれませんが、島の細かな情報についてはご存知でない方もいらっしゃるかと思います。

西表島は沖縄県にある離島であり、那覇市のある沖縄本島からさらに南西へ400km以上離れた地点に位置しています。

リゾート地として人気の石垣島と同じ八重山諸島に属しており、沖縄本島よりも台湾までの距離の方が近い立地。

そんな南方にある島ですので、本土とは異なり、亜熱帯気候に属しておりとても温暖な気候です。

基本的に一年中暖かく、冬場でも20℃を上回る日が多数見られるほど。

そんな温暖な環境は島内に豊かな自然を育んでおり、島全域の9割以上の面積が亜熱帯のジャングルに覆われているのです。

ジャングルの中にはイリオモテヤマネコやカンムリワシをはじめ、西表島や他の八重山諸島でしか見ることのできない貴重な生き物たちが多数生息しています。

固有の生態系が築かれていることから、あの有名なガラパゴス島になぞらえて、西表島を東洋のガラパゴスと呼ぶ人もいるほどです。

 

滝

 

西表島はユネスコへ世界自然遺産の候補地として登録申請をされたこともあり、このことからも世界的に見て大変稀少性の高い環境だということがわかります。

さて、海、川、森林と美しい自然でいっぱいの島ですので、西表島を堪能しようとすれば必然的に観光の中心は自然を活かしたさまざまなアクティビティとなってきます。

そこで冒頭の話へと戻りますが、外でのアクティビティが中心の南国旅行中に雨に遭ってしまうと魅力が削げてしまう気がしますよね。

西表島の付近は天気が安定していない地域でもあり、とりわけ6月の梅雨時期や9月の台風の時期はどうしても天気が崩れがちです。

では、西表島は安定した観光がしにくい土地なのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

実は西表島は、雨の日でも晴れの日と遜色ないくらいにアクティブな旅行を楽しめてしまう島なのです。

本記事では各種アクティビティを中心に、雨の日の西表島の楽しみ方をご紹介させていただきます。

 

木々が奏でる雨音を聴きながらSUP体験

SUP

 

沖縄の象徴といった印象が強い木と言えば、水辺に繁茂するマングローブ。

西表島には日本におけるマングローブの80%が生えているとされています。

力強く林立したマングローブによってかたどられたジャングルの中をSUP(スタンドアップパドルサーフィン)で進んでいくジャングルクルーズは西表島観光の大定番。

SUPはサーフィンで用いるようなボードの上に立ち、パドルを使って海や川を漕いでいくというもので、難易度も高くないことから老若男女を問わず多くの人々に愛されています。

そしてこのSUPによるジャングルクルーズ、実は密かに雨の日の人気も高いアクティビティなのです。

西表島の雨は短時間にザッと降ってすぐに止む、いわゆる南国のスコールのような特性を持っています。

そんなスコールのような雨がジャングルで降ると、無数に伸びるマングローブ林の葉に大粒の雨がポツポツと当たり、木々が美しい雨音を奏でます。

森林浴という言葉はリラクゼーション効果の高いものとして広く用いられますが、雨の西表島のジャングルはそれよりもどこか豪華。

さながら森林の音楽会といった風情を醸しており、SUPで水の流れに揺られながら耳を傾ければ心癒されること確実です。

SUP用のボードは複数人で乗ることもできるため、仲の良い友人や家族、恋人と一緒に乗るのも良いでしょう。

幻想的で心地よい時間を過ごせること間違いなしですよ。

 

雨天時の迫力満点ピナイサーラへジャングルクルーズ

ジャングルクルーズ同様に、西表島では雨の日にこそ水のあるスポットの迫力と魅力が増します。

SUPでのジャングルクルーズから続けて、西表島定番の滝へ向かうプランはいかがでしょう?

ピナイサーラの滝は船浦湾の上流に位置する滝で、落差が約54mもあるため、普段からその迫力に定評があります。

 

ピナイサーラの滝

 

沖縄県にはたくさんの滝がありますが、この滝の54mという落差はその中でも一番。

そんなピナイサーラの滝は、雨天時に水量が増えることでより一層力強さと迫力を増してくれます。

ピナイサーラとは現地の言葉で”顎髭が下がったもの”という意味であり、長く繋がる滝水の見た目は確かに老人の顎から垂れた白いヒゲのよう。

そんなユーモラスな由来もある大滝の元へ、雨の日こそ足を運んでみませんか?

 

幻想的な雨の日ダイビング

ダイビング

雨の日にこそ楽しみたいアクティビティの一つとして挙げられるのがダイビングです。

ダイビングとは酸素タンクを背負い、専用の装備を身に着けて海中へと潜るアクティビティであり、しっかりとした準備が必要な代わりに長時間海中に滞在することができます。

 

雨の日だとダイビングのようなマリンアクティビティは中止になるのではないかとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はダイビングは基本的に雨の影響を受けません。

風が強い日はダイビングスポットへ向かう船を出すことができずに中止となってしまうこともあるのですが、雨であれば心配ご無用!

しかし雨天の日はダイビングに適さないという印象を持っておられるお客様が多いようで、ツアーはキャンセルにはならずともお客さま側からのキャンセルが入ることは多々あります。

雨の日のダイビングが狙い目だと言えるポイントはそこです!

ツアーに同行するお客様の数が少ないことを活かし、ガイドさんが普段の人数では連れていけない穴場的なダイビングスポットへと連れて行ってくれることがあるのです。

 

マンタ

 

雨の日は海中の明かりが少なく水が濁り、視界という面では普段よりも劣ってしまうのですが、そんな環境下において活動が活発化する魚も少なくありません。

普段見ることのできない生き物たちを観察することができ、晴天時の海と雨天時の海はもはや別物と言っても過言ではないのです!

ダイビング慣れしている方でも、なかなか見ることのできない環境に新鮮な驚きを感じられること請け合いですよ。

 

雨から逃げて鍾乳洞ケイビング!

鍾乳洞ケイビング

 

アクティビティ中にしとしとと雨に打たれてしまうのがどうしても気になるという方は、天然の屋内アクティビティ、鍾乳洞でのケイビングにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

天気が悪い日は外から鍾乳洞へと入る時の薄暗さも増していて少し怖いように感じてしまうかもしれませんが、ツアー参加なら現地慣れしたガイドの方が先導してくれる上に明るいライトも完備。

天気の良い日よりも洞窟探検のスリル感が増し、アドベンチャー要素をたっぷりと味わっていただけること間違いなしです。

特にお子さまや男性の方からの人気が高いツアーとなっているため、家族旅行などにもいいかもしれませんね!

 

屋根付き水牛車で由布島観光へ

水牛車

西表島観光の定番スポットの一つ由布島は、浅瀬を挟んで西表島と隣接している島です。

ここへは水牛車に乗って向かうのですが、水牛車にはしっかりと屋根が付いているため、濡れることなく渡島することができます。

水牛車の運転手の方が三味線を弾きながら民謡を歌ってくれるので、ぽつぽつと屋根を叩く雨粒の音と相まって牧歌的な南国旅情を味わえますよ。

また、水牛車で向かう先の由布島はアダンやブーゲンビリアといった亜熱帯特有の植物が多数植えられていることが特徴です。

日本最大級の蝶であるオオゴマダラの姿なども見ることができます。

多様性に満ちた生態系は、雨が多く湿度の高い亜熱帯に特有のもの。

雨の中の生物観察は、亜熱帯の本来の顔を見ることができるチャンスだと言えるでしょう。

 

さいごに

天気が悪くても楽しめる西表島のアクティビティをご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

雨が降ったからといって、せっかくの西表島旅行が台無し!ということにはなりません。

雨の時こそできる楽しみ方もたくさんあり、世界自然遺産の候補地ならではの懐の深さを感じることができるでしょう。

雨の山、海、川、いずれも美しい表情を見せてくれる西表島に訪れ、ぜひその魅力を堪能してみてください!