現地コラム

COLUMN

西表島の大自然が生み出した鍾乳洞を解説!楽しめるケイビングツアーも!

2020-02-16 05:44

鍾乳洞とは

鍾乳洞

突然ですが、みなさまは鍾乳洞に行かれたことはありますか?

鍾乳洞とは、石灰岩が地表水や地下水により侵食されてできた洞窟のことを指した言葉。

木の根からの雨水や地下水が山肌へ染み込み、地下まで浸透することで天井からつらら状の鍾乳石が創出され、それらが発達していくことで鍾乳洞と称される洞窟が完成します。

山口県美祢市の秋芳洞、岩手県岩泉町の龍泉洞、高知県香美市の龍河洞といった三大鍾乳洞をはじめ、各地に人気の鍾乳洞が点在しているため、訪れたことがある方も多いかもしれません。

西表島 鍾乳洞探検

沖縄県の離島である西表島は、そんな鍾乳洞観光における名スポットとして知られています。

ですが、西表島のことをあまりご存知ないという方もいらっしゃるかと思いますので、まずは簡単に西表島についての説明をさせていただきましょう。

西表島があるのは沖縄本島よりもさらに南西へと400km以上の地点。

本土と比べると遥か南方にあることから亜熱帯気候に属しており、冬でも平均気温が15℃を下回らない程度、最高気温は20℃以上をマークする日も多数ととても温暖な気候に恵まれています。

西表島 ジャングル探検

西表島の特徴は四方を囲んだ青く美しい海と豊富な大自然。

亜熱帯の温暖な気候と外部と隔絶された離島の環境は長い歳月をかけて貴重な自然をすくすくと育み、西表島は有人島であるにも関わらず、面積のうち9割以上もの範囲がなんとジャングル。

そんな環境には、固有、または稀少な動植物が多数生息していることでも知られていて、特別天然記念物のイリオモテヤマネコなどは名前をご存知の方も多いのではないでしょうか?

東洋のガラパゴスとも称されるこの島はユネスコによって世界自然遺産候補地としても指定を受けており、世界的に見ても貴重な大自然で溢れた島なのです。

西表島 鍾乳洞探検

そんな深く雄大な自然の中で、長い歳月をかけて作り上げられた天然の芸術が西表島の鍾乳洞。

今回はその鍾乳洞にスポットを当てて、鍾乳洞巡りを中心に据えた西表島観光の魅力をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

西表島の鍾乳洞

西表島 鍾乳洞探検

西表島は島内の土地のあちこちが琉球石灰岩層と呼ばれる地質となっており、石灰岩でできた土地は鍾乳洞が発達しやすいのが特徴です。

そのため西表島の鍾乳洞は1つではなく、細々としたものを除けば大きく分けて中野洞、大富第一洞、由珍洞の3つが挙げられます。

 

中野洞

中野洞

 

大富第一洞

大富第一洞

 

由珍洞

由珍洞

 

この3つの鍾乳洞はいずれも近くに位置しており、3つの鍾乳洞をセットで回ることができるというのが西表島における鍾乳洞探検(ケイビングツアー)の大きな特長です。

いずれの鍾乳洞も危険性は低く、内部を探索する難易度が極端に高いということもありません。

初心者の方からお子様、お年寄りまで、多くの方が安心してケイビングできるスポットとなっているのです。

 

 

西表島鍾乳洞の生物相

西表島 鍾乳洞探検

鍾乳洞の外と内では温度、湿度、日照などの環境が全く異なるため、生物も外と内では全く異なります。

洞窟内に住んでいると聞くと、冒険映画やゲームなどから連想して恐ろしげな生き物をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実態としては真逆。

鍾乳洞内というのは閉鎖的で安定した環境であり、静かで光も少ないため、ひっそりと静かに暮らしている臆病な生き物が多い傾向があります。

そこへ外からケイビング目的の人間が入ってきて強い光で照らし、過度な大声で脅かしてしまうと、鍾乳洞の生き物たちは多大なストレスに晒されることになってしまうのです。

西表島 鍾乳洞 コウモリ

特にコウモリなどはデリケートな生き物で、大きな刺激を受けると驚いて死んでしまうこともあるほど。

洞窟探検にテンションが上がってはしゃぎたくなると思いますが、そこは気持ちをグッとこらえて我慢を。

あくまで私たち人間は鍾乳洞においては外からの訪問客。

こちらが生き物たちの家にお邪魔しているという気持ちをもって、珍しい生き物たちの姿を見つけたとしても脅かさずにそっとしておいてあげましょう。

 

西表島の鍾乳洞が楽しめるおすすめのケイビングツアー

西表島 鍾乳洞探検

さて、ここからは西表島で鍾乳洞ケイビングを楽しむためのおすすめツアーをご紹介させていただきます。

上でも述べたように、西表島の鍾乳洞ケイビングでは3つの鍾乳洞をセットで回ることができます。

また、西表島最大の特長である亜熱帯の大ジャングルをトレッキングで横断していく道中も鍾乳洞ツアーの魅力の一つです。

ジャングルトレッキング

マングローブやガジュマル、ヤエヤマヤシなど沖縄ならではの珍しい木々に囲まれたジャングルの景観は非常に独特。

街中で目にする植物の種類なんて気にしたことがないという方でも、いざ訪れてみると生い茂った珍しい木々には違和感を覚えて興味を惹かれてしまうことでしょう。

木々というものは意識せずとも無意識で記憶に残っているもので、普段と違う木々ばかりが生えている光景というものは想像するよりも刺激的なもの。

時折姿を見せてくれる珍しい動物たちや聞き慣れない鳥たちの鳴き声と併せて、まるで異世界に来てしまったかのような気分を味わえますよ。

そんな道中ですので、鍾乳洞に入る前から興奮度は既にうなぎ上り!

しかし鍾乳洞に入る前には、一旦気持ちを落ち着けましょう。

ツアーにおいては現地を熟知したガイドが先導してくれるとはいえ、やはり洞窟ですので暗くて狭く、足元には細心の注意を払う必要があります。

ヘルメット、ひざ当て、ひじ当て、懐中電灯といった安全対策は基本的にツアー会社の方で準備されていますので、それらをきちんと身に付けつつ気持ちを引き締めて洞窟へと入っていきましょう。

 

 

①スタンダードケイビングツアー

では、ここからは具体的なツアーをご案内させていただきます。

まずご紹介するのは冒頭で挙げた、中野洞、大富第一洞、由珍洞の西表島の3大鍾乳洞を堪能できるプランです!

西表島のジャングルをトレッキングで進んでいくと、木々の隙間にぽっかりと口を開けた鍾乳洞が見えてきます。

西表島 鍾乳洞探検

鍾乳洞の中はまさに異世界。

歩いたり、屈んだり、登ったりと全身を使って進んでいく鍾乳洞探検は日常では決して味わえないアクティブで冒険的な楽しさを目一杯味わえることでしょう。

また、西表島の鍾乳洞に生息する特有の生物たちも好奇心を駆り立ててくれる要素の一つとして見逃せません。

もちろん脅かさないようにそっと観察する必要はありますが、まるでゲームの中の世界に入ったような非現実を体験できること間違いなしです!

 

 

②幸運の滝を目指すマングローブSUP/カヌー&鍾乳洞探検

次にご紹介させていただくのは西表島の鍾乳洞探検にジャングルクルーズがついた、ボリューム満点アドベンチャー満載の人気ツアーです。

クーラの滝

両岸に生い茂ったマングローブ林を眺めながらクーラ川を進んでいくジャングルクルーズでは、映画さながらの刺激的な光景を楽しめます。

そんなジャングルを超えると現れるのが、緑に囲まれた真ん中に流れる美しいクーラの滝。

静謐な雰囲気を湛えたクーラの滝は地元でも神聖な場所として信仰を集めているスポットであり、その姿は世俗から離れた神秘性と神々しさを感じさせてくれるでしょう。

快晴の日に訪れれば飛沫に木漏れ日が当たり、美しい虹が姿を現します。

まさに幸運の滝という名前に相応しい多幸感に溢れた光景で、目にすることができれば幸せが訪れるかもしれません!

 

 

③人気No.1西表島フルセット(マングローブSUP/カヌー&鍾乳洞探検&バラス島上陸)

最後にご紹介させていただくこちらのツアーは、PiPiが提供しているツアーの中でも人気No.1のものとなっています。

このツアーでは鍾乳洞に加えてジャングルクルーズ、さらにバラス島への上陸までが一緒になった、とてもボリューミーな西表島フルセットプランです。

バラス島

西表島の近海には沖縄ならではのサンゴ礁が多数生息しており、そんなサンゴたちは砕けると石灰質の白い破片となる性質を持っています。

そんな真っ白なサンゴの破片が積み重なることで生まれたのがバラス島。

バラス島

なんとこのバラス島は、島全体が全てサンゴの白い破片だけで構成されているのです!

徒歩で全体を回っても2、3分と広い島ではないのですが、純白の島はその狭さを補って余りあるほどの美しさを誇っています。

その景観は沖縄で広く親しまれているビールであるオリオンビールのCMのロケ地としても使用されたことがあり、写真映えすることからインスタグラムでは定番スポットとして人気を博しています。

キラキラと輝く白砂とエメラルドグリーンの海のコントラストはまさに圧巻。

奇跡の島と称されているのも納得なほどの美景を含めて、盛りだくさんなツアープランで西表島観光を満喫し尽くしてしまいましょう!

 

 

ケイビングツアーを最大限に楽しむ方法

西表島 鍾乳洞探検

続いて、鍾乳洞探検を最大限に楽しむためのポイントをご紹介させていただきます。

普段と違うことをするからこそ備えは肝心。

万が一にも怪我をしてしまったりトラブルに巻き込まれてしまったりしないよう、最低限の知識は押さえておきましょう!

①安全第一!

西表島 鍾乳洞探検

洞窟探検は好奇心をくすぐるフィールドのため、どうしても気が大きくなりがちですが、普段と違う環境に足を運んでいるのだという気持ちはしっかりと持たなくてはなりません。

鍾乳洞内では必ずヘルメットや手袋を着用しましょう。ピピのツアーでは安全備品の貸し出しは無料で行っています。

レジャーを楽しむはずが怪我をしてしまっては元も子もありませんので、足元には細やかに注意を払い、滑らないようにしっかりと警戒を。

安全第一を常に念頭に置いて楽しむことが大切です。

 

②常識ある行動を心がける!

西表島 鍾乳洞探検

洞窟内で生成される鍾乳石は数千年、数万年の時を経て創出された自然の産物であり、とても貴重なもの。

もし折れたり損なわれてしまえば人の手で修復することはできず、同じものは二度と生まれず、似た環境に戻るまでには再び数千年以上の年月を経なければなりません。

ですので鍾乳石を壊して持ち出そうとする行為や、鍾乳洞内部に落書きすることなどは固く禁じられています。

また洞窟内の環境を守り、生き物たちに悪影響を及ぼさないため、ゴミのポイ捨ても禁止です。

ルールを破るような行動をしてしまえば次に来られる方も悲しい気持ちになりますし、私たちの目や心を楽しませてくれる美しい自然を私たちの手で壊すことは絶対にあってはなりません。

環境はみんなの手で守っていくものだという気持ちをしっかりと持って、自然が生み出した美しい景観を落ち着いて愛でましょう。

 

さいごに

西表島の鍾乳洞観光についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

一般的に、鍾乳洞には水気があることと日が当たらない環境なことからひんやりとした空気が流れていて、寒がりな方は二の足を踏んでしまいがちな観光スポットだと言えます。

しかし、その点においても西表島は優れており、冬でも温暖な気候であることからいつ訪れても凍えることなくケイビングを楽しむことができるのです。

鍾乳洞は数千、数万年をかけてできた歴史の産物であるという認識をしっかりと持つこと。

またそこに生息にする生き物たちはとても怖がりでデリケートなので、優しく見守ってあげること。

重ねてになりますが、これらの点だけは鍾乳洞で楽しくケイビングをする上でのルールとしてしっかりと認識しておくことが大切です。

もちろん鍾乳洞以外にも素敵なスポットが目白押しな島ですので、鍾乳洞プラス色々な場所を巡って自分だけのツアープランを組み立ててみるのも楽しいですよ。

秘境感たっぷりの探検ツアーで、あなたもディープな西表島を堪能してしまいましょう!

 

また、石垣島から西表島へ渡るフェリーチケットは、オンラインから購入するのが便利です。

事前支払いなので、当日はスマホを見せるだけで乗船することができます。春休みやGWのフェリーチケット売り場は、長蛇の列ができるほど混雑しますが、オンラインでチケットを事前購入しておけば、当日チケット売り場の行列に巻き込まれる心配もありません。スムーズ&ストレスフリーな旅行を楽しむことができます。是非参考にしてみてください↓

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。