現地コラム
COLUMN
西表島の人口って何人?現地スタッフが西表島について徹底解説します!
みなさんこんにちは!
西表島最大級のアクティビティショップ
「西表島 ADVENTURE PiPi」です!
旅行するときは、事前に現地について知りたくなるときもありますよね!
西表島への旅行を考えている人も、事前に西表島についていろんなことを知っておけば、旅行がさらに楽しくなるはずです。
そこで今回は、西表島の人口や生物などをまとめました!
「旅行の前に、西表島について理解を深めたい!」
「西表島の人口や生物、自然の環境などを知りたい!」
などを考えている方におすすめしたい記事です!
目次
西表島の人口は何人?
西表島は沖縄本島から南西に450kmのところに位置する八重山諸島の1つに数えられる島で、八重山諸島の中では一番大きな島です。
行政区分上では沖縄県八重山郡竹富町に属しており、西表島の人口はおよそ2,400人です。
竹富町の人口はおよそ4,300人なので、西表島の人口は竹富町の人口の約半数を占めていることになります。
西表島はどんな環境?
西表島は、その島のほとんどが亜熱帯のジャングルになっています。そのため、雨も多く、河川や沢が発達した水の豊かな島です。
地殻変動や海水面の変動の影響で大陸から渡ってきた動植物や島内で独自に進化した動植物が数多く生息していることから、「東洋のガラパゴス」と呼ばれています。
このような自然環境が保たれていることから、西表島のほぼ全域が国立公園に指定されているのです。
西表島の交通機関は?
西表島の公共交通機関は、バスとタクシーのみです。
日本最南端のバス会社である西表島交通株式会社は路線バスやタクシー、レンタカー、自動車整備などを行っており、西表島の交通を支える大事な存在です。
また、バスとタクシー以外の交通手段は、レンタカー、レンタルバイク、レンタサイクルとなります。
島の広さが沖縄県で2番目、八重山諸島で1番目ということもあり、西表島内を徒歩だけで移動するのは難しいです。
ライフラインはある?
水については水道管が通っており、ライフラインが整っています。西表島は河川や沢が多いため、水については困ることはないのです。
電気は沖縄電力が発電し、海底ケーブルを通して引っ張ってきています。石垣島にある発電所から、竹富島、小浜島、西表島という順番で流れ、配電線を通して各施設に電力が供給されています。
ガスについてはプロパンガスが使われており、正常に使うことができるためご安心ください。
西表島で人が住んでいる地域
冒頭でお伝えした通り、西表島は島のほとんどがジャングルに覆われ、人口は2,400人ほどです。
では、この2,400人はどこで生活をしているのでしょうか?
西表島には居住地域が2つあるため、各地域についてご紹介していきます。
上原港近辺
上地港周辺は、西表島の玄関口の1つとなっていて、宿泊施設や飲食店、ショップが立ち並ぶ西表島観光の拠点となる地域です。
西表島北部に位置する上原港近辺には観光スポットも多くあります。
そのため、上原港周辺に住む方は観光事業を生業にされている方が多いです。
大原港近辺
大原港周辺も西表島の玄関口となっていますが、こちらは地元の方が生活のために利用することが多い港です。
その理由は、上原港と比べて大原港は船の欠航が少なく、他の島との行き来がしやすいことにあります。
上原港よりも、現地の方の生活を身近で感じることができるでしょう。
西表島の代表的な生き物5選!
先ほどもお伝えしたように、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる西表島には、島の環境に適した独自の進化を遂げたさまざまな動植物が生息しています。
そこで、今回は特に代表的な生き物を5種類ご紹介します。
特徴を知っておくことで、実際に見かけた時の嬉しさも倍増するはずです!
西表島の代表的な生き物5選!
①イリオモテヤマネコ
イリオモテヤマネコは、1965年に学術上発見された動物です。
1977年に国指定の特別天然記念物に指定、1994年に国内希少野生動物種に指定、2007年には環境省がレッドリストに指定されるほど、絶滅が危惧されている存在です。
特徴は、耳の裏の白斑、丸い耳先、額の縦縞模様、目の周りの白い線、幅広の鼻、太い尻尾、そして全身の斑点模様です。
主な生息地は、西表島の山麓から海岸にかけての低地です。低地部分には水に強い植物やその周辺に流れる川があり、エサが豊富なため、イリオモテヤマネコはその環境を好んでいるそうです。
イリオモテヤマネコは夕暮れや明け方に活発に動くので、探す場合はこの時間帯に西表島を散策してみると良いでしょう。
もし見つけたら、西表島野生動物保護センターにご一報ください。
西表島の代表的な生き物5選!
②ヤシガニ
ヤシガニは、沖縄本島、宮古島、八重山諸島に生息する陸上で生活する最大級の甲殻類といわれています。
ヤシガニも環境省のレッドリストに指定されている絶滅危惧種です。
最大の特徴はハサミの力であり、最大級の個体であればライオンの噛む力に匹敵するといわれています。
人の指を簡単に折ってしまうほどの力を持っているので、挟まれないように注意が必要です。
ヤシガニは海岸に近いジャングルに生息する夜行性の生物であることから、夜間にジャングルとジャングルを通る道路を横切ることがあります。
そのため、夜のドライブは人だけではなくヤシガニにも注意が必要です!
西表島の代表的な生き物5選!
③カンムリワシ
カンムリワシは、日本では沖縄でしか生息しておらず、その中でも石垣島や西表島にしかいないといわれている希少な猛禽類です。
後頭部に白い羽毛の冠羽を持ち、目の付け根から嘴にかけて黄色になっているのが特徴です。
カンムリワシもイリオモテヤマネコ同様、国指定の特別天然記念物、国内希少野生動物種、環境省のレッドリストに指定されています。
カンムリワシはエサを探して木の上や電柱にとまっているので、姿を見かける機会は多いでしょう。
エサとなるカエル、ヘビ、トカゲ、昆虫類を上から狙うために木の上や電柱にとまっているのですが、その生態ゆえに交通事故に遭うことも多いので、ドライブの際は気を付けましょう。
西表島の代表的な生き物5選!
④ヤエヤマオオコウモリ
ヤエヤマオオコウモリは、昼間は木の枝で休み、夕方から夜にかけて活動するクビワオオコウモリという大型のコウモリの仲間です。
ヤエヤマオオコウモリが属するクビワオオコウモリは、超音波を発することはなく、自分の目でモノを見て飛行します。
エサとなるものは、果実をはじめとした植物の葉や花です。
特に好んで食べるのがオオバイヌビワの木の実であり、オオバイヌビワは西表島では「コウモリ木」と呼ばれています。
西表島の代表的な生き物5選!
⑤サキシマハブ
サキシマハブは、与那国島、波照間島を除く八重山諸島に生息する八重山諸島の固有種です。
全長は60cm〜120cmほどで、茶褐色、灰褐色で黒いギザギザした斑点模様が特徴のヘビです。
基本的には夜行性であるものの、ハブに比べると日中に活動する頻度は高く、至るところで見かけます。
毒性については、ハブより少し弱いか同等といわれていますが、見かけたら近寄らずに逃げましょう。
西表島おすすめ
観光スポット5選
ここまで、西表島の基本情報をお届けいたしました。
ここからは、自然豊かで独自の動植物が生息する西表島を満喫できる観光スポットを5つご紹介いたします。
旅行計画を立てる際に、ぜひ参考にしてください!
西表島おすすめ観光スポット5選
①クーラの滝
クーラの滝は、上原港の東、クーラ川の奥に進むとある、落差5mほどの小さな滝です。
クーラという言葉には幸運を呼び寄せるという意味があり、西表島に住んでいる方も定期的に来るというパワースポットになっています。
ここには、西表島でしか見られないサキシマスオウノキというレアな木があります。
西表島おすすめ観光スポット5選
②由布島
由布島は、西表島を流れる与那良川から流れ出た砂が、海流によって運ばれ堆積してできた島です。
由布島へは、上原港から車で約35分、大原港から車で約20分のところにある由布水牛車乗り場から水牛車か徒歩で海を渡って行くことができます。
水牛車に乗ると、運転手が三線を弾きながら民謡を唄ってくれるので、沖縄の海と風と文化を感じられるでしょう。
由布島自体は周囲が2.15kmと小さい島で、ゆっくり歩いても1時間〜1時間30分ほどで回ることが可能です。
島全体が植物園となっているほか、水牛の池や蝶々園で水牛と蝶の観察もできる点は要チェックです。
西表島おすすめ観光スポット5選
③バラス島
バラス島は、西表島の北、沖合5.4kmほどにあるサンゴの欠片でできた面積およそ1k㎡の小さな無人島です。
ここは地図には載っておらず、干潮の時にしか現れない「奇跡の島」と呼ばれています。
上原港から距離にして3kmほどのところに位置しているため、自力で泳いで行くことはできません。
そのため、基本的にはツアーに参加して上陸することになります。
西表島おすすめ観光スポット5選
④大見謝ロードパーク
大見謝ロードパークは、先ほどご紹介したクーラ川からさらに東へ車を走らせると大見謝川の近くにあります。バス停や看板が出ているので、すぐに見つけられるでしょう。
大見謝ロードパークは、マングローブの中を進む遊歩道となっていて、マングローブの自然のパワーを感じられるスポットです。遊歩道を海側に進むとマングローブと海の境目を見ることもできます。
展望台もあり、マングローブが広がる雄大な景色と西表島の海の水平線の両方が楽しめます。
西表島おすすめ観光スポット5選
⑤星砂の浜
星砂の浜は、西表島の北端にあるビーチで、星の砂がたくさんあることから、その名が付きました。
ここは、沖に大きな岩があり、堤防の役割を果たしてくれているため、波が穏やかで、多くの熱帯魚が生息しています。
西表島では観光客に定番のビーチになっています。
西表島おすすめ
アクティビティ5選
西表島の植物、動物、自然環境は魅力に溢れているため、ぜひこれらをすべて体験してみましょう。
西表島では、島を満喫できるアクティビティツアーが多数用意されています。
ここからは、おすすめのアクティビティをご紹介させていただきますので、ぜひアクティビティに参加して西表島の魅力を全身で感じてください!
西表島おすすめアクティビティ5選
①マングローブSUP/カヌー
&トレッキング
西表島は90%がジャングルの島で山や川が広がっています。SUPやカヌーで河口からマングローブ林の中へ入り、山の中に入っていきます!
途中でSUPやカヌーから降り、今度は山の中を歩いて散策します。これがトレッキングです。
川の上から見るマングローブと実際にマングローブの山を散策するという、西表島ならではのアクティビティとなっています。
西表島にしかない大自然を思う存分に楽しみたい方におすすめのアクティビティです!
西表島おすすめアクティビティ5選
②キャニオニング
キャニオニングとは、ありのままの自然の中、沢下りをメインに渓谷を練り歩くアウトドアスポーツです。
天然のウォータースライダーと称して岩肌を滑り降りたり、岩壁から滝壺に飛び込んだりとスリル満点のアクティビティが用意されています。
その爽快感は、西表島でしか体験できない瞬間といえるでしょう。
西表島の大自然の中で非日常的な体験をしてみるのはいかがでしょうか。
西表島おすすめアクティビティ5選
③キャニオニング×
マングローブSUP/カヌー
西表島には、10箇所ほど滝があり、すべてマングローブが広がるジャングルの中にあります。
このアクティビティでは、SUPやカヌーで行けるところまで川の上流へ進み、そこから滝まで歩いて移動します。
滝に到着したら、滝に登ってみたり、滝壺にダイブしたりとキャニオニングを楽しむことができます。
一日中大自然の中で体を使って遊び尽くしたい方におすすめです!
西表島おすすめアクティビティ5選
④サンセットSUP/カヌー
西表島はジャングル、山、川だけでなく、海にも魅力が詰まっています。
西表島のある八重山諸島は、サンゴ礁に囲まれたきれいな海が特徴的です。
特に、上原港近辺の海辺にはサンセットスポットが多数存在しています。
青い空と透明な海が黄昏に染まる景色は、目を見張るものです。
八重山の美しい海の上でサンセットが見られる贅沢なアクティビティに、ぜひチャレンジしてみてください!
西表島おすすめアクティビティ5選
⑤星空&ジャングルナイトツアー
西表島のある八重山諸島は、星空がきれいなことでも有名です。西表島は2018年4月に国内で初めて星空保護区に認定された場所でもあります。
海から見る星空とジャングルの山から見る星空を堪能することができるでしょう。
このアクティビティは星空を眺めるのと夜のジャングルツアーがセットで組まれているほど西表島を代表するアクティビティの1つとなっています。
また、夜にジャングルツアーを設けているのは、西表島は夜行性の動物が多く、活動しているところを間近で見ることができるからです。
一日の終わりに西表島ならではの星空とナイトツアーを体験してみるのはいかがでしょうか。
さいごに
今回は西表島の基本情報と代表的な動植物、観光案内をさせていただきました。
西表島には、ここでしか体験できないアクティビティや見ることのできない動植物が存在しています!
西表島の魅力はまだまだ語り足りないため、ぜひ実際に西表島を訪れて体験してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。