西表島の醍醐味は実は夜のアクティビティにあります。八重山諸島の夜行性の生物が活動する時間帯に歩いてジャングルを散策したり、夜の川をカヌーや夜の川をカヌーやSUPなどで漕いでいきます。
真っ暗な夜にライトひとつでジャングルを探検していくのはなんとも言えないドキドキ感を味わえます。特にお子様には大人気のプランとなっていおります。夏休みの自由研究などに使われるお客様も!
生物以外にも空を見上げると満点の星空や月を観察することができます。
八重山諸島の星は別格と言われており、その中でも西表島は特に星空が綺麗な島なのです!
その理由は「西表石垣国立公園」は、日本初となる「星空保護区」に認定されたことです。
石垣島の人口約5万人に対して、西表島は約4千人。でも面積は西表島のほうが広いのです。ということは、星空を眺めるのに邪魔になる街明かりは西表島のほうが圧倒的に少ないのです。
西表島で見れる星座の数は84と言われていおり、今名付けられている星座の総数は88です。
つまり西表島ではほぼ全ての星座を観測できることになります!
その中でもめずらしいのは「南十字星」。南半球でしか見ることができないと思われていますが、12月から6月の深夜から明け方にかけて南の水平線上に見ることできるのです(見える時間帯は季節によって変わります)。
天の川は天気が良ければ肉眼で見ることができます。それも度肝を抜かれるくらいはっきりと。
周りが暗い分互換全てをフルに使うので、大人の方でもはしゃぐほどの楽しさです。
リュウキュウコノハズクやヤエヤマアオガエルの鳴き声が聞こえたり、日本有数のヤシガニに出会えたり…
夜の風景は、昼とは全く違う顔を見せてくれるのです。
リュウキュウコノハズは全長20cmから25cmほどの黒褐色の虫食い状の模様をしているフクロウです。
いた麺は赤褐色の羽毛に覆われていて、夜になると、雲や昆虫を狙うためにジャングルの木の上に静かに待ち構えます。
人間の何倍も目が良いので、小さい虫なども見つけることができるのです。
鳴き声がオスとメスで違い、オスは「コホッコホッ」メスは「ニャー」と鳴きます。
ヤエヤマオオコウモリは羽を広げれば体長1mを超える大きなコウモリです。フルーツバットとも言われており、パパイヤや島バナナなどを食べて生きています。
夜にはパパイヤの木に逆さまにぶら下がっていることが多いです。
大きさで怖がってしまう人もいますが、人間に害を及ぼすことはなく安全な生き物です。
ヤシガニは体長20センチから30㎝ほどの大きさで、足を広げると80cm以上になります。タカアシガニの次に大きい甲殻類で、10の手足を持っています。
そして2本の前脚は大迫力です!その前脚で挟む力は、体重の約90倍と言われており、5キロであれば450キロの力を持っています。
寿命は長いもので50年を超えるので非常に長生きですね!基本的に湿度が高い陸上でしか生活できず、大人になると海の中でも生活できなくなるため、湿度の高い海の近くに住みかを作ることが多いです。
小さいときはカタツムリの殻やサザエの殻に入って敵から身を守りますがサイズが大きくなると貝のサイズがないためヤド無しで生活します。定期的に脱皮を繰り返し、殻を固くしていきます。脱皮の後はやわらかくカラスに狙われるのが特徴です。
ナイトツアーに参加される方で一番多い質問が「イリオモテヤマネコは見られますか?」です。
結論から申しますとなかなか見ることができません。長年西表島に住んでいるツアーガイドでも見たことがないほどです。
なのでもし一回の旅行で見られたらスペシャルラッキーです!さらにヤマネコは夜行性なので日中の活動だけだと見られる可能性は極端に減ります。
夜活動することによって見られる確率は上げることはできますがそれでもなかなか見るのが難しいのが現状です。
意外と真剣に探すよりもたまたま車で移動中に見られたなんてこともあるかもしれません。
簡単に見られないからこそ出会えた時の喜びは増します。
いまだに野生で生息しているだけでも奇跡なそんなイリオモテヤマネコに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
一年間を通して長袖長ズボンをおすすめしております。夜は見えにくいのでお子様などは蛍光色のある服装であればなおよいです。帽子をかぶると良いでしょう。靴はサンダルではなく運動靴か長靴をおすすめします。(PiPiのツアーでは長靴をお貸しします)
ジャングルを探検するので汗をかくのでタオルを持つことをおすすめします。
ツアー中にのどが渇くことがあるので水分補給は必須です。
家族旅行やカップルでの旅行にせっかくですのでナイトモードのついたカメラがあると迫力のある生物の写真や、いい思い出ができます。
夜行性の生物と晴れている時は星空を観に行くツアーです。亜熱帯にしか観る事のできない動植物が沢山であえます。真っ暗なジャングルにヘッドライトをつけて探検をしにいきます。夜ごはんを食べた後の運動にぴったりですね。
3歳のお子様から参加できるので小さいお子様がいらっしゃるご家族が特におすすめです。ヤシガニなどは南西諸島にしかほとんどいないため一生の経験になること間違いなしです。比較的ライトなツアーなので年齢問わず楽します。
西表島の夜のマングローブをSUPでクルージングするツアーです。ミナミトビハゼやオカガニなども近くで観察することができます。川の中にいる夜行性の魚もいます。上を向けば星空を観察できるので、西表島の自然を感じたいアクティビティが得意な方にはおすすめします。夜なので昼にやるアクティビティよりドキドキ感たっぷりです。
川魚が飛び跳ねたり、野鳥が近くに飛んできたり、まるでアマゾンにきたような体験をすることができます。
ナイトSUPよりに較的難易度が低いので体力に自信のない方におすすめのツアーです。夜の星空や夜行性の生物の写真を撮りたい方におすすめです。2人乗りなので、一人が漕いで一人が撮影することができます。マングローブの近くによって生物が寝ている姿も確認できますよ!
西表島には1夜だけしか咲かない甘い香りのするサガリバナという花がございます。6月から8月までしか咲きません。夜に咲いて早朝にポトポトと散るのが特徴です。花火のようにピンクや白色をしていて非常に美しく花がさきます。サガリバナは「幸運が訪れる」という花言葉がありますので、是非参加することをおすすめします。
ヤエヤマヒメボタルと呼ばれる日本でも西表島と石垣島しかほとんど観られない日本最小の蛍と呼ばれています。一か所に沢山の蛍が集まるため天然のイルミネーションと呼ばれています。
チカチカと光るのが特徴です。非常に強い光を放つために寿命は非常に短く2週間程の命と言われています。日没から30分ほどがピークで1時間ほどしか光りません。4月~5月までしか観られない限定のツアーです。ホタルは非常に光に弱いため、ライトをつけたりフラッシュを使うのは禁止されております。
西表島は日本初の星空保護区にも認定されるほど星空が綺麗な場所です!夜の生物を探したり、天気が良ければ星空を観に行きます。
流れ星や人工衛星も観ることができます!他には味わえない夜の島をPiPiのツアーで満喫してみませんか!
夜に得意なガイドたち共々でお待ちしております。
あいにく小雨でしたが、せっかく来たしと参加。
結果的に雨なんか全く気にならず楽しむことができました。
家族で最高の思い出をありがとうございました。