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西表島の遊び

2025-01-09 02:59

日本最後の秘境西表島を遊びつくそう!

マングローブ川
西表島は、東京から直線距離で約2,000キロも離れています。
そして、八重山諸島最大の島でありながら、人口は2千人ほどしかいない島です。
島の90%以上がマングローブ林で覆われる亜熱帯気候の島、西表島はまさに、日本最後の秘境。
手つかずの自然、地球の美しさそのものを感じることができる西表島を遊びつくしましょう。

西表島は世界遺産登録地!?

キャニオニング
西表島は2003年、国の「世界自然遺産候補地に関する検討会」で、世界遺産候補地のひとつに選定された島です。
2018年には登録延期とされましたが、2020年6月の世界遺産委員会で再度審査されることになっていました。
しかし、2020年の委員会そのものがコロナで延期されてしまったものの、翌年2021年に正式に世界自然遺産の登録地となりました。
日本最後の秘境西表島は「東洋のガラパゴス」とも呼ばれており、世界遺産登録されるのか注目されています。

西表島を満喫する遊び

年間を通して温暖な気候の西表島ですから、どの季節でもアウトドアが楽しめます。
手つかずの自然が残る西表島は、海や川、滝など、アウトドアスポットもいっぱいあるのです。
体験したことないアクティビティも、西表島でならきっと満喫できるでしょう。
ここでは、西表島での代表的な遊びを紹介します。

西表島遊びの大定番!マングローブSUP/カヌー

マングローブカヌー
SUPとは「スタンドアップパドル」のことです。
サーフボードの上に立って、パドル一本で漕ぎながら進む、最近人気のアクティビティになります。
パドルがあるので安定して水の上を進むことができ、方向転換も手軽にできます。
マングローブのような、風や波の少ないスポットはSUPやカヌーで、ゆっくりと景色を堪能することがおすすめです。

爽快感MAXの遊び!キャニオニング

キャニオニング
キャニオニングとは川の上流部の渓谷で岩肌を滑り降りたり、岩壁から川に飛び込んだりする、人気のアドベンチャースポーツです。
キャニオニングには、トレッキング、水泳、カヌー、飛び込みなど、水遊びの醍醐味がすべて詰まっています。
西表島には、高低差のある川が多いため、まさにキャニオニングのための島といえるでしょう。

奇跡の島周辺で泳ごう!バラス島シュノーケリング

バラス島シュノーケリング
バラス島は、サンゴ礁のかけら(バラス)からなる島です。
季節風や波の影響で形を変えていくため、地図にない奇跡の島と呼ばれています。
高い透明度と白いサンゴ礁が広がるバラス島のシュノーケリングなら、西表島ならではの光景に出会うことができるでしょう。
運が良ければウミガメにも会えるかもしれません。

西表島の大自然が生み出した絶景!鍾乳洞探検

鍾乳洞
西表島にはマングローブ林の中に3つ連なった鍾乳洞があります。
3つ目の入り口が最も小さな鍾乳洞は全長が100メートルほどあり、途中に日が入らない狭いエリアもあります。
西表島の鍾乳洞なら、まさに本格的なケイビングが体験できるスポットです。
探検のようなアクティビティですので、ヘルメット、ひざやひじのプロテクター、懐中電灯などの安全対策が必要です。
また、暗闇に生息するコウモリに出会うこともあります。

西表島の海を遊びつくす!ダイビング

西表島の代表的なイメージといえば、一面に広がるサンゴ礁、どこまでも深く見える澄んだ青い海、さまざまな色の魚たちが泳ぐ海ではないでしょうか。
ダイビングではマンタに遭遇することもあるかもしれません。
西表島の海は、これ以上ないダイビングに最適な環境なのです。
のんびり泳ぐ、フィッシュウォッチングを楽しむ、写真撮影など、西表島の海はどんな希望も叶えてくれるでしょう。

大物ゲット!?西表島釣り

西表島 釣り
西表島なら、フライフィッシングからルアーフィッシング、カヌーやカヤックに乗りながらの釣りなど、さまざまなスタイルの釣りが楽しめます。
西表島には西田川、ヒナイ川などから真水が多く流れ込んでおり、魚の多さや種類が日本有数なスポットです。

お子様でも安全に遊べる!星砂の浜シュノーケリング

星砂の浜は、大人気のシュノーケリングスポットです。
名前の通り、星砂でできた砂浜が広がっています。
ここなら、浅瀬に広がるサンゴ礁、世界有数の透明度を誇るエメラルドグリーンの海、100種類以上の魚と出会えます。
また水温も高く、波も穏やかですので、お子様でも安全に楽しむことができるでしょう。
ぜひ星砂の浜で家族の素敵な思い出を作ってください。

沖縄最大の落差!ピナイサーラの滝カヌー

ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝は、沖縄では珍しい落差の激しい細い滝です。
ピナイとは顎髭、サーラとはぶら下がったものという意味となります。
滝壺に陸路で行く方法はありませんので、カヌーでマングローブの林を抜けて向かうと良いでしょう。
滝壺周辺のカヌーだけでなく、滝上でのトレッキングも楽しめる人気のスポットです。
なお、環境保護の観点から、ピナイサーラの滝には、竹富町登録のガイドのツアーでしか行くことができません。

西表島遊びの移動手段

西表島は、八重山諸島最大の島で、車で一周しても2,3時間かかるほどの大きさです。
遊びのスポットも島のあちこちに点在していますので、移動手段については事前に計画しておきましょう。
ここでは、西表島にある移動手段を紹介します。

送迎付きツアーに参加

西表島に日帰りの場合、石垣島の離島フェリーターミナルまたは、西表島の大原港・上原港集合のツアーがあります。
また西表島に宿泊の場合、宿から送迎をしてくれるツアーもあるでしょう。
送迎付きツアーに参加することで、送迎の移動手段が確保できるだけでなく、効率的に移動できますのでおすすめです。

rent-a-car

西表島は面積も広く、坂も多い島です。
観光スポットも島のいたるところにありますので、自由に動き回れるレンタカーでの移動も選択肢になります。
レンタカー会社は多くありませんので、夏の繁忙期などは早めの予約が必要です。
西表島の主要な道路は、全長50キロ程度の県道215号のみ。
県道は島を一周していませんので、注意してください。
船浮集落へは県道が通じてなく、車では行けません。

rent-a-cycle

レンタサイクルは、各宿で運営しています。
西表島は起伏が激しく坂道が多いため、自転車での長距離の移動はおすすめできません。
県道のない船浮地区へは、自転車もフェリーに載せられますが、乗船代と別に貨物料金が発生します。

scheduled bus

西表島には西表交通の路線バスが走っていますが、運行は数時間に一本しかありません。
タイミングよく乗れれば運転の必要もなく、楽にバスで移動ができます。
西表島交通の路線バスは、バス停じゃないところでも乗り降ることができ、3日間乗り放題のパスもあります。

西表島遊びで気を付けること

西表島は亜熱帯地方の島です。
日差しの強さや雨は本土と比べ物になりません。
また、西表島にはフェリーでしか入れませんので、とくに夏の繁忙期などは島への渡り方にも注意が必要です。

遊び中のスコールに気を付けよう!

西表島の年間降水量は、2,200ミリあります。
東京が1,500ミリぐらいですので、比較すると約1.5倍の雨が降ります。
とくに梅雨の時期はほぼ毎日、バケツを引っくり返したようなスコールが降るでしょう。
梅雨時以外の季節でもスコールはありますので、季節に関わらず、雨具の用意が必要です。

フェリーの時間に気を付けよう!

フェリーの一日の運航本数は多くありません。
また、とくに朝一番の西表島行きのフェリーは、送迎ツアー客が多く利用するため混雑することが多いです。
そのため、あらかじめ予約することをおすすめします。
乗船券は当日しか売っていませんので、できるだけ早い時間に乗船券を買うのがおすすめです。
船会社は3社あり、会社によって乗船券売り場が異なります。
15分ぐらい前から乗船できますので、乗船券を買ったらその足で桟橋に並ぶのが安心です。

フェリー欠航時の代替案を考えておこう!

石垣島~西表島間は、夏場の台風や冬場の強い北風が原因で、特に上原港航路の欠航が多くなります。
上原港航路が欠航したときの代替案は、「日にちを変える」「大原港に行き、陸路で上原港を目指す」しかありません。
天候の変わりやすい島のことですから、スケジュールには余裕を持っておきましょう。

日差しの強さに気を付けよう!

緯度の低い西表島は、暑さとは別に日差しは本土の何倍もあります。
西表島で肌を露出して歩くことは大変危険で、シュノーケリングでもTシャツを着ることをおすすめしているぐらいです。
日焼けによる発熱や脱水症状には十分気をつけましょう。

summary

東洋のガラパゴスである西表島の遊びを中心に紹介しました。
南国の島ならではの遊び方がたくさんありますので、どのアクティビティにしようかと目移りしちゃいそうですね。
日本最後の秘境ですから、環境を壊すことなく、西表島を楽しみましょう。