現地コラム

COLUMN

西表島の海で海の女王”マンタ”と泳ごう

2021-01-13 03:34

最後の秘境「西表島」

バラス島
沖縄県で沖縄本島に次いで第2の大きさの「西表島」。
島の約9割が亜熱帯で、人の手が入っていない原生林に覆われています。
また、日本最大級のマングローブを有することから日本最後の秘境ともいわれています。
イリオモテヤマネコやセマルハコガメなど、希少価値のある生態系が多く残る場所でもあるため、2013年には奄美大島、徳之島、沖縄県北部と共に世界遺産の候補地として選定されました。
そんな、最後の秘境「西表島」に訪れてみませんか?

八重山諸島とは

島
八重山諸島は、沖縄本島よりもさらに南に位置しています。
石垣島を中心に広がる島々を総称して「八重山諸島」と呼ぶでしょう。
八重山諸島の有人島は、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、新城島、西表島、鳩間島、由布島、波照間島、与那国島があり、無人を含めると23の島があります。
島の大きさは様々で、小さな離島は自転車で島を一周できるかもしれません。
また、八重山諸島は島と島との距離が離れていないので、アイランドホッピングなどのツアーもたくさんあります。
離島へ行くには石垣島の離島ターミナルから出るフェリーを利用しますが、時期によって時刻表が変動するものもあるので、事前に確認しておきましょう。

西表島への行き方

離島ターミナル
西表島には空港はありません。
そのため、県外から西表島へ行くには、飛行機の便数が多い八重山諸島の拠点”石垣島”を経由する必要があります。
石垣島へのアクセス方法は、那覇空港経由と、直行便で行く方法があるでしょう。
直行便は非常に便利なので、利用することをおすすめします。
石垣島に飛行機で到着後、各離島への船便が出ている離島ターミナルへ移動し、そこからフェリー(高速船)で移動。
石垣島離島ターミナルでは、西表島だけでなく、石垣島周辺の離島へ行く船がたくさん発着していて、市街地からも近く、各商業施設などが充実しているため、非常に便利です。
西表島の発着地には、北側に上原港、南側に大原港と言われる2つの主要な港があります。
発着時間や移動時間がそれぞれ異なってくるので、移動時間、乗船料、目的地など、旅行日程を事前に確認し、どちら行きの船に乗るかを選びましょう。

西表島でマンタに会おう!

サンゴ礁
西表島は、東洋のガラパゴスと言われているほど様々な生物が生息している事で有名です。
希少な生物達は陸上ばかりでなく、海の中へも続いています。
豊かなサンゴ礁、マングローブジャングルリーフに挟まれた湖礁、 外洋の岩礁とバリエーションに富んだ海底の地形環境を持ち、大きい生物から小さなコーラルフィッシュ、 内湾のレアな魚まで、実に多種・多様の生物を西表島で観察することが出来てしまうのです!
最も有名なものはサンゴ礁でしょう。
石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖は、日本最大のサンゴ礁海域であり、世界有数の美しさを誇っています。
また、ウミガメの産卵スポットとして知られているでしょう。
そのほかにも、大小様々な生物を楽しむことができるのではないでしょうか。
マンタに出会える確率はそれほど高くはないので、他の生物にも目を向けながら楽しみましょう。

マンタの生態

マンタは、海を泳ぐエイの仲間。
海の中で翼をはばたかせるように泳ぐのが特徴です。
普通の個体は3mほどの全長をしていますが、大きければ5~6mほどのものもいます。
巨大な体をしていますが、非常に大人しい性格です。
石垣島や西表島の近海で見ることができて、ここで見られる多くはナンヨウマンタと言われる種類が多いでしょう。
他には、黒い体の色をしたブラックマンタが目撃されていますが、目撃する事が出来たらラッキーです!
マンタはサンゴの根で体のお掃除をするのが習性で、サンゴのある水深5mと浅い場所でホバリングするため、運が良ければ目の前で観察する事も出来るでしょう。
また、体の掃除中はその場に留まってくれるので、じっくりと観察することも可能です。

西表島でマンタに会える可能性のあるアクティビティ

八重山諸島周辺は世界的に見ても、マンタ遭遇率が非常に高いマンタスポットと言われています。
もちろんマンタに会えるツアーは西表島に多く存在します。
その中でも、ダイビングとシュノーケリングが特に多いです。
時期の良いときに潜ると、初めての体験ダイビングでもマンタに出会える事が出来るかもしれません。
もちろん、シュノーケリングでマンタを見ることも可能です!

西表島シュノーケリング

シュノーケリング
西表島周辺に広がる海は透明度抜群で、世界最大のサンゴ礁に種類が豊かな熱帯魚がたくさん住んでいます。
西表石垣国立公園には石西礁湖と言うサンゴ礁群があり、西表島の海も、非常に大きなサンゴ礁に囲まれているのです。
島の周り全てがシュノーケリングポイントと言ってもいいでしょう!
また、運が良ければマンタも目撃できるかもしれません。
マンタと出会うためには、深くまで潜る必要はないのです。
一般的に世界中にあるサンゴの種類は約1300種類ほどあると言われていますが、西表島ではそのうちの約400種類ほど見ることができます。
他の海洋ではなかなか見る事が出来ない、珍しいサンゴ礁をココでは目の当たりにする事が出来るでしょう。
西表島でしか体験出来ないシュノーケリングで、この感動を味わってみてはいかがでしょうか?

西表島ダイビング

ダイビング
シュノーケルでもお伝えしましたが、石垣島と西表島の間には石西礁湖と呼ばれる日本最大のサンゴ礁があり、そこからたくさんの卵が西表島近海に流れ着きます。
その恩恵を受けて、西表島ではさまざまな種類のサンゴを見ることが出来るため、ダイビングもまた非常に盛んなアクティビティのひとつです。
西表島では、ほぼ100%ボートダイブです。
流れのあるスポットでは、ドリフトで潜ることもあります。
1日2ダイブが基本で、朝出発して午後に戻ってくるパターンが一般的です。
初心者の方には体験ダイビングもあるので気軽に参加できます。
特にマンタが見られるポイントとしては、石垣島の北西部の川平エリアに位置している「川平マンタポイント」であり、世界屈指のマンタ遭遇率を誇るダイビングスポットです。
日本最大規模のサンゴ礁が広がる極上のロケーションでマンタシティ、マンタスクランブルといったマンタ遭遇率が高いポイントがあります。
季節によっても見られる生物は変化するので、何が見たいのか事前に調べて行きましょう!
また、ダイビングに適している時期と適していない時期もあります。
冬の時期は北風が吹くと波が高くなり海が荒れて、ダイビングツアーが中止になる事が多々あるでしょう。
そのため、ダイビングをするのは夏の時期がおすすめです。
夏は南風が吹きますが、マンタポイントのマンタスクランブル、マンタシティポイントなどには行きやすいでしょう。
台風やカーチバイ(梅雨明けに吹く南西の季節風)の時期を外せば、マンタポイントだけでなく八重山諸島全域のほぼすべてのダイビングエリアで快適に潜ることができるため、安定した時期でもあります。

マンタに会いやすい時期は?

シュノーケリング
マンタが見られる時期と見られない時期があります。
そのためシーズンを間違ってしまうと、マンタを目的でダイビングやシュノーケルに来たのに、マンタポイントに行くことすらできなかったということになるでしょう。
なんとかマンタポイントにはたどり着いたけど、海が荒れていてマンタを見れなかった、などということにならないように、下調べをしてから計画するのが得策です。
春の4月・5月は、冬の寒い北風から徐々に南から吹く暖かい風に変わっていきます。
暖かい海流のため、マンタ以外にも大きな海洋生物を見ることができる時期でもあります。
また、夏の6月7月8月9月は台風が多い時期でもありますが、マンタを見るには最高の時期!
マンタに会える確率が上がるので、ぜひこの時期のマンタツアーに参加してみましょう。
この時期のマンタツアーはとても人気があるので、早めにツアーを予約してくださいね。
秋の10月・11月は気温も落ちてきて、風向きが日によっては北風になることがありますが、マンタを群れで見る事が出来る時期でもあります。
熱帯魚
また、マンタの繁殖期でもあるので、一度にたくさんのマンタに遭遇したい方には非常におすすめです。
運が良ければ巨大マンタに囲まれる体験ができるかもしれません!
冬の12月1月2月3月は寒さも増し、北風が強くなります。
マンタポイントに船を出せる確率も非常に低くなり、シュノーケリングでも難しい時期です。
ダイビングでは中級、上級者ダイバー向けの時期になります。

西表島のマンタスポット

西表島は山々から川を通して栄養分豊富な水が海に流れ込み、魅力的な水中景観がつくり出されているエリアです。
周囲は世界屈指のサンゴ礁地帯でもあり、水中でもさまざまな生き物を楽しむことができるのが魅力です。
そんな西表島でマンタを一年通して狙うことができる「ヨナラ水道」と、秋~春にかけて見ることが出来る「鹿の川・中ノ瀬」をご紹介します。

鹿ノ川・中の瀬

西表島を代表するマンタスポットで、マンタ遭遇率が高いエリアです。
沖に向かって高さが約3~4m程の巨大アザミサンゴの大きな根が横たわっており、マンタ達が体を掃除するクリーニングステーションにもなっています。
春から秋がベストシーズンで、大勢のマンタが舞う迫力のシーンを見る事が出来るかもしれません。
また、サンゴ礁もとてもきれいで、大きな魚の群れから小さな魚まで、見どころが満載です!

ヨナラ水道マンタウェイ

石垣島と西表島の間に広がるサンゴ礁である、石西礁湖の水路です。
地元ではユナラドゥーと言われており、マンタが高確率で見られる「元祖マンタスポット」。
海底は、真っ白な砂地で、そこを悠然と泳ぐマンタの姿は雄大でしょう。
マンタガーデンイールやチョウチョウウオの仲間など、マンタ以外にも豊富な見どころがたくさんあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
西表島では、海外に行かなくても美しい海が体験できます!
ダイビング、シュノーケリングポイントはマンタの遭遇率が高いことで有名なエリアもたくさんあります。
しかし、西表島にはマンタだけではない魅力があることは、観光地としての人気の高さと、リピーターが証明しています。
西表島を訪れた際は、マンタをはじめとした多種多様な生物と共に、一生ものの思い出を作りましょう!