現地コラム
COLUMN

年末年始は温暖な気候の西表島で快適に過ごそう
年末年始の西表島の楽しみ方
年末年始をどこで過ごすか、迷われていませんか?
一年の疲れを癒して新たな一年への活力を養うための旅行ですから、絶対に失敗したくはありませんよね。
真冬の旅行に何を求めるかは人それぞれですが、寒さの厳しい年末年始には寒さから逃れるための避寒旅行に行きたいとお考えの方も多いかと思います。
そんな避寒地として最適なのが、沖縄よりもさらに南西に位置する西表島!
年末年始の旅行先として大いにオススメな西表島の楽しみ方を、さまざまな角度からご紹介させていただきたいと思います。
年末年始の気候は?
まず気になるのが西表島の真冬の気候。
せっかく南国に赴くのなら、できることなら厳しい寒さを忘れて過ごしたいですよね。
西表島は亜熱帯にあたるため、12月、1月でも最高気温は基本的に20℃前後です。
本土で20℃前後と言えば年間で一番過ごしやすい秋口くらいの気温ですので、西表島の年末年始の過ごしやすさはご理解いただけるのではないでしょうか。
また、西表島は沖縄より南西にあるため、時期によっては台風の直撃に悩まされがちですが、1月はその心配もまったくありません。
降雨量そのものも年間で最も少ない季節のため、雨への備えは最低限で済みます。
ただ土地の特性として、強めの北風が吹くことがあるため、半袖だけでなく体温調整のできる薄手の羽織ものなどを持参しておくと安心でしょう。
西表島の年末年始の混雑状況
年末年始こそ西表島に訪れたい理由は、観光客の少なさです。
観光地として人気な南国の離島だけあって、夏場のハイシーズンには観光客が島に溢れますが、冬に訪れるイメージをお持ちになっていない方が多いのか冬は比較的静かです。
普段なら混雑しがちな人気店や人気観光スポットへも気軽に訪れやすい状況となりますので、好気候と合わせて西表島観光に非常に適した時期だといえます。
一点注意が必要なのが、年末年始は営業をしていない店もあるということです。
どうしても訪れてみたい店などがある場合は、旅行を計画する段階で事前に問い合わせて年末年始の営業について確認しておくのが良いでしょう。
冬でも楽しめるアクティビティ
南国では水辺でのアクティビティなどが数多く楽しめますが、水に濡れるアクティビティはやはり夏場のものという印象をお持ちの方が多いかもしれません。
しかし上述の通り、西表島の気温は真冬でも温暖。
オフシーズンでも寒さの心配をすることなく思いっきりアクティビティを楽しんでいただくことができるのです。
冬の方が綺麗?シュノーケリング
冬期のアクティビティとしてまずオススメしたいのが、ウォーターアクティビティの大定番であるシュノーケリング。
水中メガネと呼吸用のシュノーケル、足ヒレなどを着用するだけで誰でも海中遊泳を楽しめるアクティビティですが、実は冬場の方がシュノーケリング向きだという声もあるのです。
というのも、海は基本的に気温が下がるほど水中に含まれるプランクトンの量が減り、透明度が増すとされているからです。
西表島のシュノーケリングの醍醐味はやはり西表島周辺の青く澄んだ海。
そんな美しさを思う存分味わいたいのであれば、年末年始の時期はまさにうってつけだといえます。
ちなみに水温が低いと聞くと寒いのかと警戒されるかもしれませんが、冬期の西表島は気温よりも水温の方が温かいので凍える心配はまったくありません。
どなたでも安心して遊んでいただけるのが特徴です。
落ちるスリルも楽しもう!SUP
近年西表島で盛んとなっている水辺のアクティビティの1つが、SUP(スタンドアップパドルサーフィン)です。
サーフボードの上に立ち上がり、バランスを取りながら海や川をパドルで漕ぎ進んでいくというアクティビティです。
SUPはハワイ生まれであり、元々は夏場のアクティビティとして楽しむ人が多かったのですが、西表島においてはシュノーケリング同様に冬場でも存分に楽しむことができます。
SUPは老若男女を問わず、気軽に楽しめる種目として注目を浴びているのですが、ボードの上に立ってバランスを取るアクティビティであるため、ぐらつき、水に落ちてしまうこともあります。
ですが、この時期の西表島の水温は非常に心地よいものであるため、水の中に落ちてしまうスリルを含めてバッチリ楽しむことができるでしょう。
安定感抜群!カヌー
いくら心地よくても何度も水に落ちるのはちょっと…。
そうお考えの方は、カヌーで水上散歩を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
西表島ではカヌーを用いてのアクティビティも非常に盛んで、海だけでなくマングローブ林やジャングルに流れる川を漕ぎ進んでいくことができます。
難しそうというイメージを持たれている方も多いのですが、カヌーは実は非常に安定感があり転覆しにくい構造をしています。
そのため、初心者の方でも簡単かつ安全に楽しめるアクティビティとして高い人気を誇っているのです。
また、カヌーは二人乗りの構造をしているため、カップルでの旅行や一人での操船が難しい幼いお子様と一緒に乗るのにも適しています。
さまざまな旅行スタイルに対応できるという点においても、とても優秀なアクティビティなのです。
気合を入れてキャニオニング
キャニオニングというアクティビティを耳にしたことはあるでしょうか。
これは近年人気を集めている水辺のアクティビティで、渓流へと赴き、身一つで上流から下流へと滑り降りていくという非常にスリリングな内容です。
西表島は、ユネスコによって世界自然遺産登録地としても選出されており、島の9割以上が未開拓の亜熱帯原生林となっています。
日本国内で最後の秘境と言われているほどの大自然が島で一番の特徴であり、それを思う存分体感できるのがキャニオニングです。
大森林の息吹を感じながら爽快さを味わえるキャニオニングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
西表島への行き方
空港のない西表島への旅路には、飛行機の直行便が利用できません。
西表島へと向かうためには、まず石垣島へ飛行機で向かい、石垣港離島ターミナルという港へと向かいます。
そこから高速フェリーに乗って、およそ30分から40分で西表島へと辿り着けるという旅路になっています。
西表島へは石垣島から日帰りで行ける!
西表島と石垣島の間には一日にかなりの本数のフェリーが通っており、朝7時頃から夕方まで2時間に1本の間隔で便があります。
石垣島にはリゾート施設やショッピングを楽しめる施設が数多く揃っているので、こちらを拠点として腰を据えながら西表島とを行き来して楽しむのもいいかもしれませんね。
西表島にある二つの港
石垣島と西表島の間を結ぶフェリーを利用する際には、西表島に南と北に港があるという点を認識しておかなければなりません。
アクティビティを堪能するなら上原港!
北部に位置している上原港は、周辺に商業施設などが多く集まっていて利便性が高い港です。
島内の人気アクティビティスポットまでの距離もこちらが近く、到着後すぐにアクティビティを楽しみたいという場合はこちらの港へ向かう便を選ぶと良いでしょう。
クルージングなどゆっくり楽しむなら大原港
島内南部にある大原港は、観光客向けでない島そのままの雰囲気が流れています。
また、こちらは遊覧船ツアーでマングローブを眺められる仲間川までの距離が近いため、クルージングを旅行計画に入れているのであれば、大原港へと向かいましょう。
初日の出を楽しむならサンライズツアー
年末年始にスケジュールを組むと、必然的に年越しは旅先で迎えることになります。
その場合、初日の出が見られるかは気掛かりなところですよね。
ご安心ください。
西表島では他の土地とは一味違う、最高の日の出を味わえます。
サンライズSUP
上でご紹介させていただいたSUPは、まだ日が出ていない早朝からスタートするプランも大人気です。
静けさに満ちた西表島をスタートしてゆらゆらと水面に揺られていると、やがて水平線の彼方から力強く昇ってくる荘厳な太陽を目にすることができるでしょう。
普段の旅行でも早朝SUPは印象深いものですが、これが初日の出ともなると神々しさもひとしお。
一生の思い出に残ること間違いなしなサンライズSUPを、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
サンライズカヌー
また、同じく水上で初日の出を楽しめるサンライズカヌーも人気のアクティビティです。
こちらは水の上でバランスを取る必要がない分、日の出を眺めることにより集中できるかもしれません。
どちらも非常にオススメなので、お好みに合わせてどちらを体験するかを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、年末年始の西表島についてご紹介させていただきました。
南国旅行の最大の敵は旅行の効率を損ねてしまう大量の人出ですが、この時期の西表島ならその心配はいりません。
大自然に囲まれた神秘の島で、特別な新年を迎えてみませんか?