現地コラム
COLUMN
西表島旅行は子連れでも十分に楽しめる!?
目次
子連れでも楽しい西表島を堪能しよう!
忙しい日常の疲れを癒すためには、見知らぬ土地へと赴き風土を味わう旅行が一番。
しかし、お子様が小さい時期は、子供が楽しめる場所かどうかで旅行先が制限されてしまいがちです。
せっかく連れていくなら子供を楽しませてあげたいけど、大人もしっかりと楽しめる場所に行きたい。
そんなお悩みにバッチリ対応可能なのが、南海の秘境こと西表島!
那覇市のある沖縄本島からさらに南西へ440kmほどの位置にある西表島には手付かずの大自然が残されており、なんと島の90%以上にも及ぶ広大な面積が未開拓の森林となっています。
雄大な大自然にはたくさんの珍しい生き物が生息しており、独自の生態系が成立していることから東洋のガラパゴスとも称されるほど。
そんな西表島の環境はお子様の好奇心を満たしてくれること間違いなしで、楽しく遊びながら学びを得ていただくこともできます。
また、世界的に見ても貴重な自然が残されている西表島は、もちろん大人にとっても知的好奇心を満たしてくれること間違いなし。
知見を深めるアカデミックな旅行にするも良し、美しい海や川でアクティブに遊びながら南国旅情を満喫するも良しと、幅広い需要に応えてくれる懐の広い島なのです。
さらに、亜熱帯に属する西表島は年間を通して気候が温暖で、夏の旅行が楽しいのはもちろんのこと、真冬であっても平均気温は20℃前後と高い水準で安定しています。
20℃と言えば晩夏を過ぎた秋口ほどの気温。
薄着の上から薄手の上着を羽織って適宜体温調整する程度で快適に過ごせる気候となっており、お子様が体調を崩してしまう心配も少なく済むという利点も見逃せないところです。
しかし、夏の時期の日差しが非常に強烈だということには気を付けておきましょう。
南国の日光は本土のものよりも突き刺さるような強さをしており、紫外線量も大変多くなっています。
無防備に構えていると大人でも想像以上に疲労してしまう天気であり、体の小さなお子様であれば体力の消耗も激しいです。
もちろん。その日光が南国情緒を彩ってくれているのですが、お子様もご自身も、日焼け止めや直射日光を防ぐ対策はしっかりと準備した上で訪れることを心がけましょう。
子供と参加できるオススメアクティビティ!
南国の島へと旅行に行くなら、やはり水辺のアクティビティやマリンスポーツは体験しておきたいところですよね。
でも、子供を連れているとなかなか難しいかな…とお考えの方、ご安心ください。
西表島にはお子様連れでも十分に楽しめる島ならではのアクティビティが目白押しなのです。
子供と一緒に乗れるカヌー
水辺のアクティビティと言われて、真っ先にカヌーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
西表島でもカヌーは盛んに楽しまれており、美しい海やマングローブ林を流れるジャングルなど島ならではのロケーションへと漕ぎ出すことができます。
競技用カヌーのイメージから乗るのが難しいと思われている方も多いのですが、アクティビティ用のカヌーは安定感があり転覆しにくい乗り物です。
初心者でも簡単に乗りこなすことができることが、アクティビティとして高い人気を集めている一つの要因だと言えます。
また、お子様を連れての旅行におけるカヌーの大きな利点は、基本的に二人で乗り込む舟だという点でしょう。
ツアー内容によっては保護者との同乗であればかなり幼いお子様でも参加できますので、お子様と一緒に大自然のカヌー体験を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
二人乗りもできる!?SUP
カヌーと同じく水辺のアクティビティとして近年人気が高まっているのがSUP(スタンドアップパドルサーフィン)です。
その内容はサーフボードを用いてその上に立ち、パドルを使って舟のように水上を漕いでいくというもの。
あまり耳慣れないと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、発祥の地であるハワイやヨーロッパにおいては老若男女を問わず楽しめるアクティビティとして大いに注目を集めています。
同じサーフボードを用いるサーフィンに比べて技術的なハードルが低く、ボードが平らなことから、カヌーよりもさらに水面との一体感を味わうことができるのが特徴です。
ハードルが高そうに思われるかもしれませんが、サーフボードの上は存外に安定していて容易に立ち上がることができます。
特に、西表島においては海だけでなく川でのSUPを楽しむこともでき、川は海と比べて波がないためより気軽にSUPの魅力を味わうことができるのです。
ある程度の年齢のお子様なら一人でも十分に参加が可能ですし、SUPのボードには人数制限はないため親子で相乗りしていただいても問題ありません。
お子様を連れての旅行に最適のウォーターアクティビティだと言えるでしょう。
顔をつけなくても楽しめる!シュノーケリング
南国旅行を語る上で決して欠かせないのが、美しい水中を眺められるシュノーケリング!
水中メガネと呼吸用のシュノーケル、泳ぐためのフィンなどの軽装を身に付けるだけで準備が済むため、その気軽さから離島旅行の定番アクティビティとされています。
ダイビングと違って年齢制限やライセンス取得の必要がないため、お子様連れでも気負わず楽しんでいただくことができるでしょう。
西表島の海にはカラフルなサンゴやウミガメ、鮮やかな熱帯魚たちなどまるで宝石箱のような光景が広がっており、お子様にとって思い出深い光景となってくれるはず。
しかし、お子様の年齢によっては水に顔を浸すのを怖がられるかもしれません。
普通のプールなら大丈夫だけど、海の塩水は嫌がるというお子様も多くいらっしゃいます。
そんな場合もご安心ください。
しっかり水中の景色を楽しんでいただけるアイテムが用意されています。
優秀アイテム!箱メガネ
シュノーケリングに用いられる箱メガネという道具は双眼鏡とポリバケツの中間のような形状をしており、筒の片面が透明になっています。
この筒を顔にあてがうと、なんと顔を水に浸すことなく海中を眺めることができるのです。
水を怖がるお子様にも安心して西表島の海を楽しんでいただけるだけでなく、実はこの箱メガネの方が水中メガネよりも海中を鮮明に観察できるという声も。
子供用にレンタルしたにも関わらず、保護者の方が水中メガネに夢中になってしまったという声も聞かれます。
水の怖さを克服するためのきっかけとなってくれることもあるアクティビティですので、西表島を訪れるのであれば、ぜひ参加を検討してみてはいかがですか?
他の人を気にせず楽しめる!チャーターツアー
子供の機嫌のコントロールはどうしたって難しいもの。
さっきまでニコニコしていたのに、ちょっとしたきっかけで機嫌を損ねて泣き出してしまうということも少なくありません。
そんなお子様連れの旅行では、どうしても他の人の視線が気になってしまいがちです。
それなら思い切って完全プライベートなアクティビティを楽しんでしまいましょう。
西表島で大人気なのが、ツアープランそのものを貸し切りにしてしまうチャーターツアーです。
本来なら初対面の方たちとの共同参加になる各ツアーを家族だけで貸し切ってしまえば、お子様が大声ではしゃいだり泣きわめいてしまったりしても、他のグループに気を遣う精神的な負担はありません。
ガイドの方が帯同して案内してくれるので、お子様連れで迷惑を掛けてしまうかもしれない場合は、ツアーの最初に一言その旨を伝えておけばより安心ですね。
西表島への行き方
西表島には空港がないため、旅行の際には同じ八重山諸島にある石垣島を一度経由する必要があります。
石垣島へは各主要都市からの直行便と、那覇へと向かってから飛行機を乗り継ぐルートがあるため、お住まいの地域から利用しやすい便を選択しましょう。
石垣島から高速フェリーで
石垣島から西表島には高速フェリーで向かいます。
島には南北に2つの港があり、チケットを購入する際にはどちらの港へ向かう便かを選ばなくてはなりません。
北側の上原港周辺には商業施設が多く、各種アクティビティが楽しめるスポットまでの距離も近いのが特徴です。
南側の大原港はゆったりと離島の雰囲気を味わうことができ、遊覧船に乗ってマングローブを眺められる仲間川までの距離が近くなっています。
所要時間
2つの港までの所要時間には少し差があり、上原港までは40分、大原港までは30分ほどとなっています。
いずれにせよ1時間は要しませんので、ひと時の船旅をのんびりと楽しんでいれば到着まではあっという間です。
お子様連れ西表島旅行の注意点
良い点ばかりの西表島旅行ですが、お子様連れの旅行にはやはりいくつかの注意点があります。
旅行に赴く前に抑えておきたいポイントをかいつまんで見ていきましょう。
船酔いに注意
石垣島から西表島へと向かう船は、天候や海の具合によっては揺れることがあります。
長時間の航行ではありませんが、酔いやすいお子様の場合は細かく気を配ってあげましょう。
酔い止めの薬や気晴らしになるものを持参しておくと良いかもしれません。
生き物に注意
西表島の海には、ハブクラゲやオニヒトデ、ゴンスイにミノカサゴといった毒を持った生き物が多く生息しています。
山も同様で、毒蛇として有名なハブなどの生物と出会ってしまう可能性があるのです。
観光地として人気の西表島ですが、島のほとんどは人の手が入っていない大自然であるという認識を強く持っておきましょう。
ツアー参加の際は現地ガイドの方の案内にしっかりと耳を傾け、注意が散漫になりがちなお子様には保護者がしっかりと目を向けておいてあげることが大切です。
アクティビティ中お手洗いはない!
また、お子様を連れて外出する際に気がかりなのはお手洗いの問題です。
子供のトイレは突然で、トイレ探しに奔走させられてしまうこともあります。
西表島の市街地はともかく、アクティビティへの参加は基本的に自然の中となります。
アクティビティ中にお手洗いはないため、参加の前にはお子様がトイレに行きたがっていなくても行かせておくなどの、配慮を心がける必要があるでしょう。
まとめ
お子様を連れての西表島旅行についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
子供が小さい頃は何かと行動を制限されがちで、気が滅入ってしまうこともありますが、子供が大きく成長してしまえば一緒に旅行へ行ける機会も限られてしまいます。
親子の思い出を作っておくためには、広大な自然がある場所への旅行がオススメです。
幼い頃に連れて行ってもらった旅行は、記憶の奥底に一生残り続けること間違い無しです。
大自然を目一杯楽しめる西表島で、ぜひお子様と一緒の旅行を楽しんでください。