現地コラム
COLUMN
西表島石垣島
目次
西表島とは
西表島は、沖縄県の八重山諸島に属する島です。
沖縄県内では沖縄本島に次ぐ大きさで、その9割を森林が占めています。
手つかずの自然が残っており、イリオモテヤマネコをはじめとする固有種が多く生息することでも有名でしょう。
また、島全域が国立公園に指定されており、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる美しい島です。
今回は西表島や石垣島の魅力をご紹介いたします。
西表島の魅力
西表島の魅力は、豊かで個性あふれる自然にあります。
大小あわせて約40の川が流れており、多くの河口部にマングローブの林が広がっているのです。
中でも、仲間川流域のマングローブは広大で、面積にして日本全体のマングローブの四分の一を占めています。
西表島の人気観光スポット
それでは、西表島の人気観光スポットを見ていきましょう。
たくさんの名所の中でも、自然を楽しむアクティビティに焦点を当ててご紹介します。
奇跡の島「バラス島」
バラス島は、北部の上原港の沖合にある島です。
島全体がサンゴの欠片でできており、南国の青い空と海に映える真っ白な色をしています。
周囲にはサンゴ礁に群れる熱帯魚が多くみられ、シュノーケリングや海水浴にぴったりの島です。
サンゴだけで出来ているにも関わらず、満潮になっても水没しません。
世界的に見ても珍しく、奇跡の島と呼ばれています。
沖縄1の落差「ピナイサーラの滝」
ピナイサーラの滝は、島の北岸近くにある落差54メートルの滝です。
落差の大きな細い滝は沖縄では珍しく、沖縄一の落差を誇ります。
直接滝に行く道路はなく、トレッキングのツアーに参加して滝つぼや滝上に行くことができるのが特徴的。
また、県道から遠望することも可能です。
水牛車で海を渡りアクセス「由布島」
由布島は、東の沖に位置する周囲2キロ足らずの小さな島です。
西表島からは、なんと水牛車で干潟を渡って上陸することができます。
島全体が亜熱帯植物園になっており、植物の観察や撮影が楽しめる場所です。
蝶が飛び交う「蝶々園」や、のんびり休憩する水牛が見られる「水牛の池」、様々な種類の貝が展示された「貝の館」など、ユニークな環境を存分に楽しめます。
海辺でジュースやジェラートを口にすれば、南国情緒満点です。
西表島の人気アクティビティ
さて、ここからは西表島で人気のアクティビティについてご紹介いたします。
定番のレジャーから最新のウォータースポーツまで、幅広い楽しみ方が可能です。
今話題!SUP
SUPはスタンドアップパドルボードの略で、近年注目度が高まっているウォータースポーツです。
ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいきます。
安定感抜群のボードで楽しむ、年齢・性別・体力を問わない新感覚のアクティビティです。
西表島では大自然の中を優雅に散策するSUPが人気になっています。
お子様と!カップルで!カヌー
ファミリーやカップル向けの定番アクティビティのカヌーも、もちろん西表島で楽しめます。
日本の秘境である西表島でのカヌーは、探検隊気分を味わえること間違いなしです。
夕焼けを見るツアーや夜のツアーもあるので、昼とはひと味違った体験ができるでしょう。
ここでしか見られない動物たちとの出会いがあるかもしれません。
奇跡の島バラス島シュノーケリング
南の海と言えば、シュノーケリングも外せません。
バラス島のシュノーケリングは、美しく澄んだエメラルドグリーンの海と幻想的なサンゴ礁に、鮮やかな熱帯魚が舞う景色を楽しむことができます。
長く滞在できるプランを選べば、潮の満ち干で島の大きさが変わっていくのを体感できるでしょう。
もしウミガメに遭遇したらラッキーです。
西表島はこんな人におすすめ!
西表島は、のんびりとした旅が好きな人におすすめです。
のどかな島を歩き回って、自分だけの絶景ポイントがみつかるかもしれません。
多彩な体験をしながら、長めに滞在してゆったり楽しむことができます。
石垣島とは
石垣島は、沖縄県石垣市に位置する八重山諸島の島です。
開発が進んでいるため森林面積は大きくないものの、宮良川河口のマングローブは国内最大の面積を誇ります。
西部には名蔵アンパルという湿地帯があり、ラムサール条約に登録されて保護されてるのです。
石垣島の魅力
便利さと自然との絶妙なバランスが、石垣島の魅力です。
空港があるので飛行機でアクセス可能で、市街地から自然あふれるエリアまで短時間で行くことができます。
リゾート地としての楽しみ方と、豊かな自然を体験するアクティビティの両方が可能な場所です。
石垣島の人気観光スポット
それでは、石垣島の人気観光スポットを見ていきましょう。
美しいところが多く、見るだけでなく全身で体感できるような場所ばかりです。
石垣島の景勝地「川平湾」
川平湾は、石垣島の北西部に位置しています。
白い砂浜に「カビラブルー」と称される青い海、これぞ南国という景色を楽しめる場所です。
静かな湾内には緑豊かな小さな島が点在しており、国の名所に指定されています。
加えて世界初の黒真珠の養殖地としても知られているので、行ってみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
周辺は川平公園と呼ばれて整備されており、八重山そばが味わえる食堂もあります。
幻の島「浜島」
浜島は、石垣島と西表島の間に位置する小さな無人島です。
満潮時には水没しているため、地図には載っていないことから、幻の島と呼ばれています。
人工物が一切なく、植物も生えておらず、見渡す限りの青い空と海の眺めを体感することができるでしょう。
時間によっては、空と海の色がグラデーションのように変わるのを楽しめます。
島全体が真っ白な砂浜で、遠浅の海で楽しむマリンスポーツが盛んなところです。
石垣島にも存在「青の洞窟」
「青の洞窟」といえばイタリアのものが有名ですが、石垣島にも「青の洞窟」があります。
シュノーケリングで人気の米原ビーチからアクセス可能です。
潮が引いた岩場を500メートルほど進むと、青く輝く幻想的な洞窟に到着します。
干潮時に洞窟から海を振り向くと、「ウユニ塩湖」のような水鏡の景色を楽しめることでも注目のスポットです。
幻の島「浜島」と並んで、石垣島の二大シュノーケリングスポットと呼ばれています。
石垣島の人気アクティビティ
さて、ここからは石垣島の豊かな自然を楽しむアクティビティをご紹介します。
その場所ならではの魅力を存分に体験するヒントが詰まった、充実した時間を過ごせること間違いなしです。
景勝地川平湾でのSUP/カヌー
美しい景観を誇る川平湾では、SUPとカヌーの両方が楽しめます。
その綺麗な景色とは裏腹に、潮の流れが急なので、遊泳禁止区域です。
また、SUPやカヌー、あるいはグラスボートでしか入ることのできない海でもあります。
広々としたフィールドで、それぞれの好きなペースで南国の海を満喫しましょう。
幻の島上陸&シュノーケリング
ご紹介した幻の島「浜島」へは定期船がないので、現地でツアーに参加する必要があります。
幅広い時間帯に上陸するシュノーケリングツアーが用意されており、鮮やかな海中の眺めを楽しむことが出来るのです。
混雑を避けるなら、早朝や夕方の上陸がおすすめでしょう。
天然記念物マングローブSUP/カヌー
石垣島ならではの自然を満喫するなら、マングローブは欠かせません。
宮良川河口のマングローブは天然記念物に指定されており、穏やかな流れの中でSUP(スタンディングパドルボード)やカヌーを楽しめます。
コウモリが住む小さな洞窟の探検や、干潟の生き物観察は、お子様の夏休みの自由研究にもぴったりです。
石垣島はこんな人におすすめ!
石垣島は、はじめて離島を訪れる人やファミリーでの旅行を計画している人におすすめです。
亜熱帯の豊かな自然と、リゾートホテルやショッピングモールなどの都市機能の両方が存在しているのが、石垣島の大きな特徴。
離島の旅に慣れていなくても、設備が整っていれば安心して楽しむことが出来ます。
二島間の移動はフェリーで!
今回ご紹介した西表島と石垣島は、フェリーで繋がっています。
石垣島から、西表島の北部の上原港へはフェリーで約45分、南部の大原港へはフェリーで約105分の船旅です。
定期高速船も運行されていますが、静かで揺れないことを重視するなら、フェリーでの移動をおすすめします。
まとめ
西表島と石垣島、どちらも南の離島の魅力が詰まったところです。
今回ご紹介した観光スポットは、雄大な自然が楽しめる場所ばかり。
たくさんのアクティビティを通して、唯一無二の思い出が作れます。
南国の空気を満喫して、一生モノのバカンスを過ごしましょう!