現地コラム
COLUMN
西表島で日本随一の大自然を体験
目次
日本最後の秘境西表島とはどんな島?
西表島とは、沖縄県に属する八重山諸島のうちで最大の面積を有する島です。
島の面積のうち90%以上は亜熱帯のジャングルで、希少生物や原始性の高い亜熱帯性の植物も多く、手つかずの自然が豊かで、日本最後の秘境ともいわれています。
天然記念物「イリオモテヤマネコ」が生息することでも知られている島です。
また、西表島は、西表石垣国立公園の一部でもあります。
今回は、西表島で体験できる魅力的なことについて、ご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。
西表島での人気体験10選
ここからは、西表島の魅力をしっかりと堪能できる、人気の体験10選をご紹介しましょう。
マングローブSUP/カヌー体験
西表島は日本産マングローブ植物全7種が分布する唯一の島といわれています。
サーフボードに立ってパドルを漕ぐ大人気のウォータースポーツSUP(スタンドアップパドルボート=サップ)で、ダイナミックにマングローブ林を探検できるのは西表島でしかできない体験ではないでしょうか。
立ったまま進むSUPとは違い、目線が水面に近いカヌーでマングローブ林に囲まれた川を進んでいくため、南国体験気分を盛り上げてくれること間違いなしでしょう。
バラス島シュノーケリング体験
西表島から船で5分から10分程度の距離にある、奇跡の島とよばれるのがバラス島です。
バラス島はサンゴだけでできた無人島です。
満潮になっても完全には海面に沈まないため、奇跡の島と呼ばれています。
バラス島でのシュノーケリングは、エメラルドグリーンの海面に浮かびながら透明度の高い海中をみることができるため圧巻です。
サンゴ礁と熱帯魚が織りなす海中空間に太陽の光が注ぎ込み、色彩が豊かな美術品のような海中をのんびりと眺める贅沢な時間を過ごせます。
大きなウミガメが海中を泳ぐ姿にも出会えるかもしれません。
鍾乳洞探検(ケイビング体験)
ライトだけを頼りに鍾乳洞探検をするのが、ケイビング体験です。
西表島の亜熱帯ジャングルの中にはたくさんの鍾乳洞があります。
鍾乳洞を亜熱帯の植物群が囲んでいて、南国冒険の気分が高まるでしょう。
自然が作り出した洞を、自らの足で進みながら、いろいろな発見ができるかもしれません。
キャニオニング体験
渓谷を下って楽しむのがキャニオニングです。
高低差のある渓谷を下っていくため、自然のウォータースライダーや滝つぼへのジャンプなどが楽しめます。
西表島でのキャニオリングの特徴はどこよりも自然が豊かなことです。
沖縄県内で最大落差がある滝(ピナイサーラの滝)、日本最大のマングローブ自然林のある仲間川、日本100選に選ばれる滝(マリュドゥの滝)など自然の宝庫である西表島でのキャニオリングは、ここでしか体験できない特別なものになるでしょう。
ダイビング体験
西表島は、日本でも有数のサンゴ礁地帯を有することで、ダイバーに有名です。
世界のサンゴ礁の全種類のうち、1/3が西表島で見ることができるといわれています。
海水温度は冬でも高く、冬でも寒さを気にせずダイビングができることもおすすめポイントで
す。
海面から海中を眺めるシュノーケリングとは異なり、海中に潜っていけばいくほど神秘的な空間が広がっていきます。
トレッキング体験
大自然の宝庫である西表島を存分に体験するなら、トレッキング体験がお勧めです。
トレッキングは、頂上を目指す登山とは異なり、山の中を歩くことが目的になります。
自分の足で歩くため西表島の大自然を心行くまで堪能することができます。
釣り体験
西表島には各地から釣り人が集まってきますが、中でもルアーフィッシングが人気。
ルアーフィッシングは生き餌を使わないため、釣り経験がない方でも比較的チャレンジしやすいことが特徴です。
マングローブ林が豊富な西表島でぜひ体験していただきたいのが、マングローブ林が広がる河口付近でルアーやフライで楽しむフィッシング。
周囲をマングローブ林で囲まれた川をカヌーで移動しながらの釣りは、南国気分を盛り上げてくれます。
ピナイサーラの滝カヌー体験
ピナイサーラの滝は沖縄県内で最も落差のある滝です。
滝は細長く、遠くから眺めると髭(ピナイ)のように(サーラ)、見えることからこのように呼ばれています。
白い髭を生やした水の神が鎮座する聖地ともいわれているのです。
ピナイサーラの滝へは、ヒナイ川を上流に向かってカヌーで進んでいきます。
ヒナイ川の周囲もマングローブの原生林ですので、聖地と向かう探検気分が高まるでしょう。
程よいところでカヌーから降り、トレッキングでピナイサーラの滝へ向かいます。
ピナイサーラの滝つぼでお弁当をいただくという贅沢なランチタイムをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
星空&ジャングルナイトツアー体験
西表島は、夜も大自然を体験することができます。
亜熱帯の植物が生い茂ったジャングルを夜に歩くと、昼間は見ることのできなかった生物を探すことができるのです。
自分の足で動きまわり、豊かな生態系を目で確認しながら体験することができる、とっておきの楽しみ方だといえます。
ジャングルツアーの際に空も見てみましょう。
ジャングルから見上げる星空は、星の明るさをダイレクトに感じることのできる貴重な体験です。
由布島観光
由布島は西表島から海を挟んですぐ近くにある周囲約2Kmの小さな島です。
西表島から由布島へは水牛車でゆっくりと向かうのが定番の向かい方になります。
ゆっくり歩いても1時間ほどで島を一周できてしまうほどの小さな島ですが、南国の動植物を見ることができる亜熱帯植物園、八重山ピーチパインや八重山そばなどのご当地グルメがあるので、楽しめること間違いなしです。
西表島体験の注意点
南国の大自然の魅力がたっぷりの西表島を安心して満喫するために、ほんの少しの注意点があります。
ここでは、そのポイントをお伝えいたします。
日差しに注意!
西表島の気候は亜熱帯気候です。
日差しは強く、日焼け対策を十分にすることは必要不可欠なのです。
屋外で活動する際には、日焼け止めを利用することが必須です。
日差しが強いということは、熱中症対策をする必要があります。
屋内や日陰などで適度に涼むことやこまめな水分補給を常に忘れないことが大切です。
日帰りはフェリー時間に注意!
西表島は石垣島からフェリーで行くことができます。
石垣島から西表島へ向かうフェリーの本数は1日に7本ほどあり、とても便利です。
ただし、日帰りで西表島に行く際には、帰りのフェリーの時間に十分注意しましょう。
石垣島へ向かうフェリーの最終出発時間は夕方となっています。
そのため、日帰りで西表島を満喫する際には、フェリーの発着する港に余裕をもって到着できるよう、事前に十分な計画を立てておくことがおすすめです。
スコールに注意!
亜熱帯気候の西表島は、スコールといってバケツの水をひっくり返したような豪雨が発生する場合があります。
スコールの特徴は、短時間に大量の雨が降り、雨が止むとカラッと晴れるところ。
急なスコールに備えて、雨具を携行することや一時的に雨宿りできる場所を予め確認しておくこと、あるいは濡れても乾きやすい服装や着替えを用意しておくことなど、スコール対策をしておくことがおすすめです。
これらの対策をしておくと、急なスコールにも対応できるようになります。
まとめ
手つかずの自然が豊富な西表島では、自然を満喫することができる様々な体験があります。
ここで取り上げた体験は、その中でも人気の10選で、そのどれもが西表島の魅力が詰まっています。
また、西表島で体験したことは、一生忘れることのない思い出になるはずです。
これらの体験を通じて、日本最後の秘境といわれる西表島を存分に堪能して、最高の南国バカンスを楽しみましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。