現地コラム
COLUMN

ピナイサーラの滝
「西表島の滝を見に行ってみたい!」
「ピナイサーラの滝ってどんな場所?」
そんな方に向けて、この記事では主にピナイサーラの滝についてご紹介いたします。
ピナイサーラの滝とは
手つかずの自然があふれる西表島。
きれいな海や川、マングローブ林など、見渡す限り自然が広がっています。
そんな西表島には、沖縄県No1の圧倒的な落差を誇る滝があるのをご存じですか?
その名は「ピナイサーラの滝」です。
ピナイサーラの滝は、西表島西部のヒナイ川上流にあります。
落差は約54mあり、沖縄に数ある滝の中でも圧倒的な高さ!
豪快に水が落ちていく様子は、写真で見ても圧巻ではないでしょうか。
ピナイサーラという名前は「ピナイ」があごひげ、「サーラ」は下がったものという意味です。
細長い滝がヒゲのように垂れ下がって見えることから、ピナイサーラと名付けられました。
遠くから見ても、龍のヒゲのように滝が流れているのを確認できます!
ピナイサーラの滝は、西表島の中でも人気の絶景スポットです。
滝つぼで水遊びをしたり、迫力満点の滝を眺めたりできるので、多くの方に楽しまれています。
名称:ピナイサーラの滝 所在地: 沖縄県八重山郡竹富町西表島 交通アクセス: 大原港から車で約40分、上原港からは車で約5分。 落差:約54m
西表島の滝
西表島は川が豊富で、たくさんの滝が流れています。
ピナイサーラ以外にも色々な滝があり、滝巡りを楽しむツアーも人気です!
ここからは、西表島の滝を3つご紹介していきます。
ピナイサーラ以外の滝にも行ってみたい方は、ぜひご覧ください!
①マリュドゥの滝
マリュドゥの滝は、日本の滝100選にも選ばれた名所です!
沖縄最長の河川である浦内川に滝があります。
マリュドゥという名前は楕円形の滝つぼが由来であり、「マリ」が丸い、「ユドゥ」は淀(よどみ)という意味です。
ほかにも「マリユド」「マリユドゥ」「マリウド」などと表記されることがあります。
名前の通り、滝が流れる先には直径130mほどある丸い滝つぼが見られます。
落差は16mとそこまで高くないですが、日本の滝100選にふさわしい絶景が広がっているのです。
滝は二段になっており、豪快に水が流れていく光景は圧巻です。
マリュドゥの滝周辺のジャングルは植物や生き物も豊富で、大自然の魅力を感じられるのではないでしょうか?
亜熱帯特有のシダなども見られ、まるで恐竜でも現れそうなほど、非日常の雰囲気を味わえます。
マリュドゥの滝からもう少しジャングルを進んでいくと、カンピレーの滝が見えてきます。
カンピレーは「神の座」を意味し、200mほど続く岩肌を滑るように流れる滝です。
マリュドゥの滝に訪れたら、カンピレーの滝も併せて行ってみるのがオススメ!
マリュドゥの滝までは、ボートで浦内川の上流へ行き、そこから30~40分ほどトレッキングして向かいます。
距離はありますが、辿り着いた先には素晴らしい景色が待っていますよ!
ツアーに参加して行くのはもちろん、個人でもガイドさん無しで見にいける滝です。
お子様連れの方やご年配の方でも、安全に観光を楽しめるでしょう。
②ナーラの滝
ナーラの滝は、仲良(ナカラ)川をカヌーで約2時間漕いだ先にあります。
西表島のジャングル奥地にあることから、「幻の滝」「幸運の滝」とも呼ばれる観光スポットです!
ナーラの滝に向かう途中、雄大なマングローブ林を満喫できるのも魅力の一つ。
クルージングを楽しみ、20分ほどトレッキングした先には、落差15mの美しい滝が流れています。
ナーラの滝に打たれてみたり、滝つぼにダイビングしたり、アクティブに楽しめます!
豪快に流れる滝を眺めて、パワーをもらうのも良いですね。
カヌーを長時間漕いでいくので、のんびりと舟の旅を楽しみたい方にオススメです!
③マヤグスクの滝
マヤグスクの滝は浦内川の奥地、西表島の中心部にある滝です。
「マヤ」は猫、「グスク」は城を意味し、「ヤマネコの住む城」という意味合いになります。
マヤグスクの滝は、①のマリュドゥの滝・カンピレーの滝をさらに進んだ先にあります。
かなり険しい道を進むので、体力に自信のある上級者向けと言えるスポットですね。
日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」で、宮川大輔さんが訪れたことでも有名です。
まずはクルージングでマリュドゥの滝まで行き、そこから長時間のトレッキングでマヤグスクの滝を目指します。
ハードな冒険ですが、辿り着いた先には落差15m、横幅25mの壮大な滝!
他の観光客も少ないため、マヤグスクの滝の絶景を独占できるでしょう。
トレッキング経験者の方、脚に自信のある方は、ぜひマヤグスクの滝にチャレンジしてみてください。
おすすめのピナイサーラツアー
ここまで西表島の滝について、いくつかご紹介しました。
多くの滝がありますが、中でも一番のオススメはピナイサーラの滝です!
沖縄で一番高いこともあって、やはり圧倒的な景観を誇ります。
ではここから、ピナイサーラの滝に行けるツアーを3つ紹介していきます。
「ピナイサーラの滝で観光を満喫したい!」という方は、ぜひ参考にしてください。
①朝のピナイサーラカヌー
一日の始まりをカヌーに乗って過ごせるプランです。
朝日を浴びながらカヌーを漕いで景色を楽しむ、贅沢なひとときを過ごせます。
小鳥のさえずりが聞こえる静けさの中、ゆったりとしたクルージングを楽しめるでしょう。
カヌーで目的地に着いたら、軽いトレッキングでピナイサーラの滝を目指します。
滝に向かう道中でも、亜熱帯ジャングルの珍しい植物を目で楽しめるのが魅力!
20分ほどトレッキングをした先に、豪快に流れるピサイナーラの滝が見えてきます。
暖かい時期には滝つぼで水遊びをしたり、滝に打たれたりして遊べます!
ですが、滝は落差54mあるので、打たれるには少し衝撃が強すぎるかもしれませんね。
ツアーでは軽食も出るので、滝つぼでゆったりと食事を楽しむのもオススメです。
「カヌーは漕いだことないけど…」という方でも気軽に参加してOKです。
安定感のある舟で、少し練習すれば簡単に漕げるようになります!
ぜひ朝からツアーに参加して、充実した観光をお楽しみください。
②お昼のピナイサーラカヌー
お昼のポカポカとした陽気の中、ピサイナーラの滝を目指していきます。
「朝は体が動かない…」という方には、こちらのプランがオススメ!
道中で西表島の景色を堪能しつつ、カヌー体験も楽しめます。
カヌーを漕いで温まってきたら、滝つぼで水を浴びてクールダウンも良いですね。
滝の近くでは、沖縄ならではの昼食をいただくこともできます。
ぜひお昼のツアーに参加して、ピナイサーラの魅力を存分に味わってください!
カヌー初心者の方でも、もちろん大歓迎です。
③ピナイサーラ1日満喫コース
カヌーやトレッキングで、ピナイサーラの滝の頂上へ向かうツアーです!
まずはマングローブ林をカヌーで進み、トレッキングでピサイナーラの滝つぼへと向かいます。
滝つぼでは水遊びをしたり、豪快に流れる滝を眺めたり、さまざまな過ごし方ができます。
滝の飛沫からはマイナスイオンがたっぷりと感じられ、心が洗われるでしょう。
滝つぼでランチを楽しんだ後は、さらにトレッキングで滝上を目指して進みます。
滝上に辿り着いたら、見渡す限り西表島の絶景!
旅の疲れも一瞬で吹っ飛ぶような光景が広がっています。
トレッキングは少々疲れますが、目的地にゴールした時の達成感はやみつきになるでしょう。
また、現地のガイドがしっかりとサポートするので、危険な目に遭うこともありません。
あなたもピナイサーラの滝で、最高の思い出を残せるツアーに参加しませんか?
さいごに
今回は、ピナイサーラの滝についてご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか?
沖縄No1の落差を誇るピナイサーラの滝は、西表島屈指の観光スポットです。
ほかにも日本の滝100選に選ばれたマリュドゥの滝、島の秘境であるマヤグスクの滝など、数々の名所があります。
どの滝も魅力的ですが、気軽に行けて絶景を味わえるピナイサーラの滝は、一番のオススメ!
カヌーやトレッキングを楽しみつつ、西表島の自然を堪能できるのも魅力の一つです。
西表島に訪れた際は、ぜひピナイサーラの滝を目指すツアーに参加してみてください。
この記事があなたの旅のお役に立てば幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました。