現地コラム

COLUMN

ピナイサーラの滝

2020-01-18 10:55

「西表島の滝を見に行ってみたい!」

「ピナイサーラの滝ってどんな場所?」

そんな方に向けて、この記事では主にピナイサーラの滝についてご紹介いたします。

 

ピナイサーラの滝とは

手つかずの自然があふれる西表島。

きれいな海や川、マングローブ林など、見渡す限り自然が広がっています。

そんな西表島には、沖縄県No1の圧倒的な落差を誇る滝があるのをご存じですか?

 

ピナイサーラの滝

 

その名は「ピナイサーラの滝」です。

ピナイサーラの滝は、西表島西部のヒナイ川上流にあります。

落差は約54mあり、沖縄に数ある滝の中でも圧倒的な高さ!

豪快に水が落ちていく様子は、写真で見ても圧巻ではないでしょうか。

ピナイサーラという名前は「ピナイ」があごひげ、「サーラ」は下がったものという意味です。

細長い滝がヒゲのように垂れ下がって見えることから、ピナイサーラと名付けられました。

遠くから見ても、龍のヒゲのように滝が流れているのを確認できます!

ピナイサーラの滝は、西表島の中でも人気の絶景スポットです。

滝つぼで水遊びをしたり、迫力満点の滝を眺めたりできるので、多くの方に楽しまれています。

〜ピナイサーラの基本情報〜

名称:ピナイサーラの滝

所在地: 沖縄県八重山郡竹富町西表島

交通アクセス: 大原港から車で約40分、上原港からは車で約5分。

落差:約54m

 

西表島の滝

西表島は川が豊富で、たくさんの滝が流れています。

ピナイサーラ以外にも色々な滝があり、滝巡りを楽しむツアーも人気です!

ここからは、西表島の滝を3つご紹介していきます。

ピナイサーラ以外の滝にも行ってみたい方は、ぜひご覧ください!

 

①マリュドゥの滝

マリュドゥの滝は日本の滝100選にも選ばれた名所です!

 

マリュドゥの滝

 

沖縄最長の河川である浦内川に滝があります。

マリュドゥという名前は楕円形の滝つぼが由来であり、「マリ」が丸い、「ユドゥ」は淀(よどみ)という意味です。

ほかにも「マリユド」「マリユドゥ」「マリウド」などと表記されることがあります。

名前の通り、滝が流れる先には直径130mほどある丸い滝つぼが見られます。

落差は16mとそこまで高くないですが、日本の滝100選にふさわしい絶景が広がっているのです。

滝は二段になっており、豪快に水が流れていく光景は圧巻です。

マリュドゥの滝周辺のジャングルは植物や生き物も豊富で、大自然の魅力を感じられるのではないでしょうか?

亜熱帯特有のシダなども見られ、まるで恐竜でも現れそうなほど、非日常の雰囲気を味わえます。

マリュドゥの滝からもう少しジャングルを進んでいくと、カンピレーの滝が見えてきます。

カンピレーは「神の座」を意味し、200mほど続く岩肌を滑るように流れる滝です。

マリュドゥの滝に訪れたら、カンピレーの滝も併せて行ってみるのがオススメ!

マリュドゥの滝までは、ボートで浦内川の上流へ行き、そこから30~40分ほどトレッキングして向かいます。

距離はありますが、辿り着いた先には素晴らしい景色が待っていますよ!

ツアーに参加して行くのはもちろん、個人でもガイドさん無しで見にいける滝です。

お子様連れの方やご年配の方でも、安全に観光を楽しめるでしょう。

 

②ナーラの滝

ナーラの滝

 

ナーラの滝は、仲良(ナカラ)川をカヌーで約2時間漕いだ先にあります。

西表島のジャングル奥地にあることから、「幻の滝」「幸運の滝」とも呼ばれる観光スポットです!

ナーラの滝に向かう途中、雄大なマングローブ林を満喫できるのも魅力の一つ。

クルージングを楽しみ、20分ほどトレッキングした先には、落差15mの美しい滝が流れています。

ナーラの滝に打たれてみたり、滝つぼにダイビングしたり、アクティブに楽しめます!

豪快に流れる滝を眺めて、パワーをもらうのも良いですね。

カヌーを長時間漕いでいくので、のんびりと舟の旅を楽しみたい方にオススメです!

 

③マヤグスクの滝

マヤグスクの滝は浦内川の奥地、西表島の中心部にある滝です。

「マヤ」は猫、「グスク」は城を意味し、「ヤマネコの住む城」という意味合いになります。

マヤグスクの滝は、①のマリュドゥの滝・カンピレーの滝をさらに進んだ先にあります。

かなり険しい道を進むので、体力に自信のある上級者向けと言えるスポットですね。

日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」で、宮川大輔さんが訪れたことでも有名です。

まずはクルージングでマリュドゥの滝まで行き、そこから長時間のトレッキングでマヤグスクの滝を目指します。

ハードな冒険ですが、辿り着いた先には落差15m、横幅25mの壮大な滝!

他の観光客も少ないため、マヤグスクの滝の絶景を独占できるでしょう。

トレッキング経験者の方、脚に自信のある方は、ぜひマヤグスクの滝にチャレンジしてみてください。

 

おすすめのピナイサーラツアー

ここまで西表島の滝について、いくつかご紹介しました。

多くの滝がありますが、中でも一番のオススメはピナイサーラの滝です!

沖縄で一番高いこともあって、やはり圧倒的な景観を誇ります。

ではここから、ピナイサーラの滝に行けるツアーを3つ紹介していきます。

「ピナイサーラの滝で観光を満喫したい!」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

①朝のピナイサーラカヌー

ピナイサーラの滝

 

一日の始まりをカヌーに乗って過ごせるプランです。

朝日を浴びながらカヌーを漕いで景色を楽しむ、贅沢なひとときを過ごせます。

小鳥のさえずりが聞こえる静けさの中、ゆったりとしたクルージングを楽しめるでしょう。

カヌーで目的地に着いたら、軽いトレッキングでピナイサーラの滝を目指します。

滝に向かう道中でも、亜熱帯ジャングルの珍しい植物を目で楽しめるのが魅力!

20分ほどトレッキングをした先に、豪快に流れるピサイナーラの滝が見えてきます。

暖かい時期には滝つぼで水遊びをしたり、滝に打たれたりして遊べます!

ですが、滝は落差54mあるので、打たれるには少し衝撃が強すぎるかもしれませんね。

ツアーでは軽食も出るので、滝つぼでゆったりと食事を楽しむのもオススメです。

「カヌーは漕いだことないけど…」という方でも気軽に参加してOKです。

安定感のある舟で、少し練習すれば簡単に漕げるようになります!

ぜひ朝からツアーに参加して、充実した観光をお楽しみください。

 

 

②お昼のピナイサーラカヌー

ピナイサーラの滝

 

お昼のポカポカとした陽気の中、ピサイナーラの滝を目指していきます。

「朝は体が動かない…」という方には、こちらのプランがオススメ!

道中で西表島の景色を堪能しつつ、カヌー体験も楽しめます。

カヌーを漕いで温まってきたら、滝つぼで水を浴びてクールダウンも良いですね。

滝の近くでは、沖縄ならではの昼食をいただくこともできます。

ぜひお昼のツアーに参加して、ピナイサーラの魅力を存分に味わってください!

カヌー初心者の方でも、もちろん大歓迎です。

 

③ピナイサーラ1日満喫コース

ピナイサーラの滝SUPクルージング

 

カヌーやトレッキングで、ピナイサーラの滝の頂上へ向かうツアーです!

まずはマングローブ林をカヌーで進み、トレッキングでピサイナーラの滝つぼへと向かいます。

滝つぼでは水遊びをしたり、豪快に流れる滝を眺めたり、さまざまな過ごし方ができます。

滝の飛沫からはマイナスイオンがたっぷりと感じられ、心が洗われるでしょう。

滝つぼでランチを楽しんだ後は、さらにトレッキングで滝上を目指して進みます。

滝上に辿り着いたら、見渡す限り西表島の絶景!

旅の疲れも一瞬で吹っ飛ぶような光景が広がっています。

トレッキングは少々疲れますが、目的地にゴールした時の達成感はやみつきになるでしょう。

また、現地のガイドがしっかりとサポートするので、危険な目に遭うこともありません。

あなたもピナイサーラの滝で、最高の思い出を残せるツアーに参加しませんか?

 

ピナイサーラの滝上からの景色

 

さいごに

今回は、ピナイサーラの滝についてご紹介いたしました。

いかがだったでしょうか?

沖縄No1の落差を誇るピナイサーラの滝は、西表島屈指の観光スポットです。

ほかにも日本の滝100選に選ばれたマリュドゥの滝、島の秘境であるマヤグスクの滝など、数々の名所があります。

どの滝も魅力的ですが、気軽に行けて絶景を味わえるピナイサーラの滝は、一番のオススメ!

カヌーやトレッキングを楽しみつつ、西表島の自然を堪能できるのも魅力の一つです。

西表島に訪れた際は、ぜひピナイサーラの滝を目指すツアーに参加してみてください。

この記事があなたの旅のお役に立てば幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました。