現地コラム
COLUMN

SUPとは?
SUPとは?
みなさんこんにちは!突然ですが、「SUP」ってご存知ですか?
ここ数年でメディアでも多く取り上げられるようになり、知名度も人気ともに急上昇中のためご存知の方もいるかもしれません。
本記事ではマリンスポーツの新定番として大注目のSUPについてご紹介いたします。
SUPとは
SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称のことです。
その名の通り、ボードの上に立ち、パドルで漕いで水面を進んでいく新感覚のアクティビティです。
ハワイ発祥のマリンスポーツであり、有名人やセレブが好んで行う最先端のアクティビティでした。
最近では、一般的なスポーツとして、日本でも徐々に浸透しつつあります。
他のマリンスポーツよりも、ゆっくりと自分のペースで楽しむことができるため、運動が苦手な方や初心者の方でも挑戦しやすいのです。
また、約1時間から体験できるため、隙間時間などに気軽に楽しめることもSUPの良いところです。
SUPに使用されるボードは、サーフィンで使用される物よりも大きく、浮力・安定感ともに非常に高いため、子どもから年配者、初心者まですぐに楽しめるようになります。
ボードに乗っている間は、波の揺れに対してバランスをとる必要があるため体幹を鍛えることに効果的です。
加えて、パドリングは腕だけでなく腹部、腰、脚と全身の筋肉を総動員させるのでエクササイズ効果も高く新たなマリンフィットネスとしても期待が膨らんでいます。
SUPの効果
上でもご紹介しましたが、SUPは高いフィットネス効果があります。
その大きな特徴の一つがバランスです。
バランス感覚を支えるのは体だけでなく、実は脳も関連しています。
特に小脳という部位が体の平衡感覚をつかさどっており、バランスをとるように指示してくれるのです。
この小脳を鍛えると平衡感覚が鍛えられるため、ご年配になってもよろよろするのではなく、ピシッとしっかり地に足を付けて歩くことができます。
バランス感覚は全てのスポーツの基本となるため、運動機能全般を高めるという意味合いでもバランス感覚を鍛えることは非常に有効的です。
また、難聴による眩暈が緩和された事例もあります。
これも平衡感覚や体幹を鍛えるのにも通ずるものがあるのかもしれません。
冒頭でもお伝えしたように、パドルを漕ぐのは腕の筋肉だけでなく、全身の筋肉を使用します。
そのため、全身の筋肉量を増やすことができます。
筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、健康的な体作りも可能です。
このようにSUPではバランス感覚を養う一方で、シェイプアップ効果も絶大です!
また、身体的な面だけでなく精神的な面についてもよい効果があります。
まず、広いフィールドで行うと、自由度が高い分とても開けた気持ちになります。
美しい風景に囲まれながら行うと尚良いです。
その気持ち良さ・心地良さはストレス解消には持ってこい!
絶妙な感覚と気持ちよさからヨガSUPも流行っています。
開放的な空間でこころもからだもリフレッシュすること間違いなしです。
SUPの乗り方と注意点
①乗る前の準備
まずは、SUPを楽しむうえで肝となるのがパドルの長さです。
その人に合った長さの調整でないと、漕ぐときの基本姿勢が安定せずに変な箇所を痛め怪我へとつながります。
そのため、パドルを自分の身長や腕の長さに合わせて調節する必要があります。
ブレードを下に置いて片手を頭の上にあげた状態で手が柄に届く位置がベストな長さです。
②基本姿勢
漕ぐうえで基本姿勢が大事です。
正しい姿勢で漕がないと体を痛めたりするので、十分注意して正しい姿勢でSUPを楽しみましょう!
まず、パドルは柄の先端と、先端から見て肩幅より少し広いくらい位置を軽めに握ります。
立つ位置は一番安定するボートの中央あたりです。
重心を中央からずらしてしまうと転覆の恐れがあるので正しい位置に乗りましょう。
足の位置は前後に置くのではなく左右を平行に横並びにします。
そうするとバランスもとりやすく安定した状態となります。
これがSUPボードに立つときの基本姿勢です。
③漕ぎ方
次は漕ぎ方です。
はじめに、パドルのブレードを前方に向かっての水へと差しこみます。
このとき、ひざを少し曲げて背筋を伸ばして漕ぐことでボードが安定するでしょう。
パドルの下の持ち手を支点として、パドル上部を前方に押し出すようにして漕ぐと、てこの原理がはたらき、小さい力でも大きく進むことができます。
ここで注意したい点は、手や腕の力でパドルを引くのでなく、パドル上部を押して漕ぐことです。
力任せに漕いでしまうと、手のひらの皮がむけてしまった、筋肉を痛めてしまう可能性があるので気をつけましょう。
また、実際に漕いでみると想像以上に真っ直ぐ進むことが難しく感じると思います。
慣れるまでは、ボードのすぐ横を並行に漕ぐことを意識すると、真っ直ぐ進みやすいので試してみてください!
④座り→立ち
SUPとは立って行うイメージが強いですが、実は必ずしも立たなければいけないわけではありません。
のんびりずっと座っているのも、たまに寝転がってみるのもそれぞれに良さがあるため自由です。
ですが、やはり立った時の高い目線から見る景色は素晴らしいものなので、ぜひ体験してみてください。
SUPボードには安定感抜群のボードを採用しているとお伝えしましたが、揺れる波の上で立つことになるため、最初から立つことは難しいかもしれません。
SUPは、平均して体験者の10人に1人くらいが転覆するといわれています。
転覆といっても、リーシュという紐でボードと自分の足をつないでいるため、すぐにボードに捕まることができるので心配ありません。
そのため、初めは無理せずに、まずは座りからひざ立ちになって慣れることから始めたほうがよいでしょう。
座っていれば余程のことがない限り転覆する恐れはないので、ここでしっかり漕ぎ方に慣れておくと良いです。
余裕が出てきたら先ほどご紹介した基本姿勢になり、ゆっくり立って漕いでみましょう。
もし落ちてしまう場合は、背中から落ちることを意識してください。
足から落ちてしまうと、足を挫いてしまった、水底のもので怪我をしてしまう可能性があるためです。
ですが、ボートの上に立ち上がって眺める景色は、まるで水の上を歩いているような感覚になり格別です。
怖がりすぎずに楽しんでくださいね!
SUPの注意点
①パドルをしっかり持ちましょう
当然のことですが、パドルが無いと漕ぎ進めることができません。
水で滑りやすくなるかもしれませんが、パドルはしっかり握りしめていましょう。
パドルをもし落としてしまったら、ボードの上に腹ばいの状態腕で水をかきながら取りましょう。
サーフィンの波に乗る前のイメージです。
ツアーで参加している場合は、ガイドさんに伝えて取ってもらうのが安心ですね。
②自分の位置をしっかりと把握すること
水上でアクティビティを行っていると、風や潮流で流されて自分の位置を見失いがちです。
自分がどこから出発したのか、近くには何があったかをしっかり把握しておきましょう。
ツアーで参加する場合は、周りの方と極力離れすぎないように注意しておきましょう。
③服装
SUPを行う際には、濡れても良い服装で行くのがベストです。
先程ご紹介したように、転覆して落ちてしまう可能性があるためです。
落ちなかった場合も、自分や近くの人がパドルを漕ぐ際に水がかってしまうことがあります。
板も基本的には濡れてしまうので、疲れたから座ろうと思った際に、お尻などが濡れてしまうことが多いです。
そのため、濡れても気にならない格好で行くことをおすすめします。
また、靴はビーチサンダルなどがおすすめです。SUPの板は浅すぎると地面に突っかかってしまい進めません。
そのため、乗る前に少し深くなるところまで歩いて運ぶ場合があります。
裸足では危ないため、濡れても良いビーチサンダルなどを履いていきましょう。
また板に乗る際は裸足なので、簡単に脱げる物が好ましいです。
脱いだ靴は板にくくりつける場所があるので安心してくださいね!
④持ち物
ツアーさんの車や事務所など、荷物を置く場所がある場合は着替えとタオルがあると便利です。
SUPでは、濡れてしまう場合が多いためです。
体験後にフェリーに乗る予定なある方は、濡れていると乗船できないため、忘れないようにしてください。
SUPに乗る際の持ち物ですが、飲み物があれば大丈夫です。
SUPは想像以上に全身を使うスポーツなので、しっかり水分補給をしてください。
日光を遮る場所もあまりないので、熱中症には十分注意が必要です。
また、必要な人は自己責任でカメラなどを持っていくと素敵な思い出になると思います。
ですが、両手で漕ぐため手に持つことは基本的に難しいです。
そのため体にくくりつけるタイプの小物入れなどがあると便利です。
その際も基本的に濡れても良い物しか持って行かないことをおすすめします。
カメラや携帯などを持っていきたい際にも、防水カバーに入れることをおすすめします。
⑤日焼け対策
アクティビティ中はもちろんのこと、太陽の光を遮るものがありません。
長時間の直射日光に当たり続けると、日焼けや熱中症になる恐れがあります。
特に夏場は日差しがとても強いため、日焼けも遮るものが何もなく直射日光を受けることになるので、日焼け対策は必須です。
また、やけどのようになる恐れもあります。
そのため、日焼け止めだけでなく、できるだけ帽子、サングラス、ラッシュガードなどを着用するようにしましょう。
西表島は春や秋でも日差しがかなり強いです。油断せずに一年中しっかりとした日焼け対策を行ってください。
西表島でSUP
SUPは、水上を漕ぎ進めるマリンアクティビティであり水につかる必要がないため、夏だけでなく秋も冬も通年楽しむことのできる、新定番マリンスポーツです。
西表島でも、とても人気が高いです。
西表島でのSUPは、海で行うスタンダードなものだけでなく、西表島特有の原生林をかき分けていくマングローブSUPなどもあります。
こちらは、海で行うSUPより波の影響を受けにくいため、比較的漕ぎやすいです。
他にも美しい星空を拝みながらのナイトSUPも、非常に人気が高いです。
西表島は島の約9割がジャングルで覆われているため、街灯などの光がほとんどなく、とても星が綺麗に見られます。
また、ボードのパドルというラフな道具だけで体験ができるため、様々なシーンで楽しまれます。
日中だけでなく、朝焼けや夕景を観ながらのSUPや午前、午後のどちらかだけの半日ツアー、あるいは1日堪能できるプランなど多様です。
スケジュールに柔軟に合わせることができるので嬉しいですね。
おすすめのSUPツアー
①ジャングルクルーズSUP
上でも紹介した通り、西表島ではSUPにてジャングルクルーズができます。
西表島は日本の80%ものマングローブが現生するといわれており、巨大なジャングルが存在しています。
そのため、大自然を感じながらのクルージングが可能です。
こちらのクルーズでは、奇跡の滝ともいわれるクーラの滝に向かってSUPを進めます。
途中軽めのトレッキングもできるので、半日ツアーの割に内容充実です!
ジャングルに囲まれて突如現れるクーラの滝はとても幻想的で、まさに奇跡の滝です。
木漏れ日が反射して虹が見えることもあるので、ぜひとも奇跡の滝で奇跡の光景をご覧ください。
ここでジャングルクルーズSUPの見どころをいくつかお伝えします!
一つ目は、マングローブの種類です。
実は一概にマングローブと言っても、いくつかの種類があります。
海の方から漕ぎ始め、川の上流へと向かっていく場合、水の塩分濃度によってだんだん生えているマングローブの種類が変わっていきます。
二つ目は、サガリバナです。
サガリバナとは、主に南西諸島で咲く花です。また驚くべきことに、一晩で散ってしまうのです。夜の20時ごろに咲き、夜中に満開となり、朝方には散ってしまう。
そのため、ナイトSUPを行う際には是非注目してみてください!
日中のSUPでも、散ってしまったサガリバナが川に流れていたりします。
散っていても綺麗なので是非探してみてくださいね。
②ナイトSUP
西表島の夜空は、どこの空よりも美しいでしょう。
それもそのはず、国内初の星空保護区認定を受けたのが西表石垣国立公園なのです。
まさに世界トップクラスの夜空が眺められる場所こそ西表島なんです。
そんな美しい夜空を見ながらうっとりできるのが、こちらの星空ナイトSUPです。
とても雰囲気が良く、大切な方と見るとより素敵なひとときを過ごせること間違いなしです。
空一面に広がる星々はとても美しく、海面にも星が映るためまるで宇宙空間にいるようなそんなロマンチックな気分を味わえます。
最先端アクティビティ体験しながら最高の星空浴をたんのうしてみませんか?
また、極上の星空を見たいとお考えの方は、是非新月周辺の日にちに行ってみてください。
満月の日は新月の日に比べると、見られる星の数が1/3程度になってしまうと言われています。
それでも十分綺麗なのですが、どうせ行くなら最高の星空を見たいですよね。参考にしてみてください。
③一日満喫!ド定番ツアー
最後にご紹介するツアーは、PiPiでNo.1の人気を誇るツアーです!
SUPは絶対にやりたい!でも他も体験したい!という方にオススメのプランです。
なんとSUPによるマングローブクルージングにはじまり、鍾乳洞探検、バラス島上陸といった西表島を1日で満喫できるものです。
1日でジャングルも洞窟も海も体験できるなんて素晴らしいですよね。
しかも一日満喫プランのため、スケジュール組むのに悩む必要がありません。
内容もとても充実しているため、ツアー終了後は西表島でお腹いっぱいになること間違いなしです!
ツアーはマングローブクルージングSUP体験から始まります。
マングローブクルージングでは、映画顔負けのジャングルの中を漕ぎ進めます。
圧倒的な自然を堪能することができます。
上でもご紹介した幸運の滝ことクーラの滝。
ジャングルに囲まれて勢いよく流れる滝は、とても幻想的です。
豊かな緑と透明感ある清流に包まれながらの水遊びは最高に楽しいです!
その後は鍾乳洞探検です!数千年、数万年の時を経て創出された歴史を体感できます。
潜ったり、体を捻らせたり、全身を使っての探検になるため、とてもいい運動になる上に写真映えするスポットも多いため、非現実な体験を綺麗な形で思い出として残すことが出来ます!
鍾乳洞ケイビングの後は、奇跡の島『バラス島』へ向かいます!
バラス島に向かうまでのクルージングでは、透明度の高い碧い海と泡立つ白い飛沫のコントラストが最高に美しいです。
写真でもこの美しさ…バラス島が奇跡の島といわれるのがわかりますね。
実はバラス島が奇跡の島と呼ばれる所以が他にもあります。
バラス島はサンゴのかけら(バラス)のみでできており、潮位が低いときにのみ姿を現し、潮が満ちるにつれて姿を消します。
この光景から奇跡の島と呼ばれているともいわれています。
真っ白に輝くバラスと碧い海とのコントラストが圧巻です。
インスタ映えすること間違いなしの人気スポットです!
ぜひ、西表島1日満喫プランを極上のひと時をお過ごしください。
さいごに
SUPについてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?
インスタ映え必至の最先端マリンアクティビティは、とても魅力あふれるものでしたね。
インスタ映えはもちろんこと、全身運動になりシェイプアップ効果もあることはとてもうれしいですね。
SUPといっても海上SUP、ジャングルクルーズSUP、ナイトSUPなどさまざまなシーンでのSUPがありました。
ぜひとも、西表島に一度足を運んでいろんなシーンでのSUPを体感してみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。