現地コラム

COLUMN

SUPとは?

2020-01-15 11:32

SUPとは?

みなさんこんにちは!突然ですが、「SUP」ってご存知ですか?

ここ数年でメディアでも多く取り上げられるようになり、知名度も人気ともに急上昇中のためご存知の方もいるかもしれません。

本記事ではマリンスポーツの新定番として大注目のSUPについてご紹介いたします。

 

SUPとは

SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称のことです。

その名の通り、ボードの上に立ち、パドルで漕いで水面を進んでいく新感覚のアクティビティです。

ハワイ発祥のマリンスポーツであり、有名人やセレブが好んで行う最先端のアクティビティでした。

最近では、一般的なスポーツとして、日本でも徐々に浸透しつつあります。

他のマリンスポーツよりも、ゆっくりと自分のペースで楽しむことができるため、運動が苦手な方や初心者の方でも挑戦しやすいのです。

また、約1時間から体験できるため、隙間時間などに気軽に楽しめることもSUPの良いところです。

SUP(サップ)に乗ってクルージング

 

SUPに使用されるボードは、サーフィンで使用される物よりも大きく、浮力・安定感ともに非常に高いため、子どもから年配者、初心者まですぐに楽しめるようになります。

ボードに乗っている間は、波の揺れに対してバランスをとる必要があるため体幹を鍛えることに効果的です。

加えて、パドリングは腕だけでなく腹部、腰、脚と全身の筋肉を総動員させるのでエクササイズ効果も高く新たなマリンフィットネスとしても期待が膨らんでいます。

 

SUPの効果

上でもご紹介しましたが、SUPは高いフィットネス効果があります。

その大きな特徴の一つがバランスです。

バランス感覚を支えるのは体だけでなく、実は脳も関連しています。

特に小脳という部位が体の平衡感覚をつかさどっており、バランスをとるように指示してくれるのです。

この小脳を鍛えると平衡感覚が鍛えられるため、ご年配になってもよろよろするのではなく、ピシッとしっかり地に足を付けて歩くことができます。

バランス感覚は全てのスポーツの基本となるため、運動機能全般を高めるという意味合いでもバランス感覚を鍛えることは非常に有効的です。

また、難聴による眩暈が緩和された事例もあります。

これも平衡感覚や体幹を鍛えるのにも通ずるものがあるのかもしれません。

冒頭でもお伝えしたように、パドルを漕ぐのは腕の筋肉だけでなく、全身の筋肉を使用します。

そのため、全身の筋肉量を増やすことができます。

筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、健康的な体作りも可能です。

このようにSUPではバランス感覚を養う一方で、シェイプアップ効果も絶大です!

また、身体的な面だけでなく精神的な面についてもよい効果があります。

まず、広いフィールドで行うと、自由度が高い分とても開けた気持ちになります。

美しい風景に囲まれながら行うと尚良いです。

その気持ち良さ・心地良さはストレス解消には持ってこい!

絶妙な感覚と気持ちよさからヨガSUPも流行っています。

開放的な空間でこころもからだもリフレッシュすること間違いなしです。

 

SUPの乗り方と注意点

①乗る前の準備

まずは、SUPを楽しむうえで肝となるのがパドルの長さです。

その人に合った長さの調整でないと、漕ぐときの基本姿勢が安定せずに変な箇所を痛め怪我へとつながります。

そのため、パドルを自分の身長や腕の長さに合わせて調節する必要があります。

ブレードを下に置いて片手を頭の上にあげた状態で手が柄に届く位置がベストな長さです。

 

②基本姿勢

漕ぐうえで基本姿勢が大事です。

正しい姿勢で漕がないと体を痛めたりするので、十分注意して正しい姿勢でSUPを楽しみましょう!

まず、パドルは柄の先端と、先端から見て肩幅より少し広いくらい位置を軽めに握ります。

立つ位置は一番安定するボートの中央あたりです。

重心を中央からずらしてしまうと転覆の恐れがあるので正しい位置に乗りましょう。

足の位置は前後に置くのではなく左右を平行に横並びにします。

そうするとバランスもとりやすく安定した状態となります。

これがSUPボードに立つときの基本姿勢です。

 

③漕ぎ方

次は漕ぎ方です。

はじめに、パドルのブレードを前方に向かっての水へと差しこみます。

このとき、ひざを少し曲げて背筋を伸ばして漕ぐことでボードが安定するでしょう。

パドルの下の持ち手を支点として、パドル上部を前方に押し出すようにして漕ぐと、てこの原理がはたらき、小さい力でも大きく進むことができます。

ここで注意したい点は、手や腕の力でパドルを引くのでなく、パドル上部を押して漕ぐことです。

力任せに漕いでしまうと、手のひらの皮がむけてしまった、筋肉を痛めてしまう可能性があるので気をつけましょう。

また、実際に漕いでみると想像以上に真っ直ぐ進むことが難しく感じると思います。

慣れるまでは、ボードのすぐ横を並行に漕ぐことを意識すると、真っ直ぐ進みやすいので試してみてください!

 

④座り→立ち

SUPとは立って行うイメージが強いですが、実は必ずしも立たなければいけないわけではありません。

のんびりずっと座っているのも、たまに寝転がってみるのもそれぞれに良さがあるため自由です。

ですが、やはり立った時の高い目線から見る景色は素晴らしいものなので、ぜひ体験してみてください。

SUPボードには安定感抜群のボードを採用しているとお伝えしましたが、揺れる波の上で立つことになるため、最初から立つことは難しいかもしれません。

SUPは、平均して体験者の10人に1人くらいが転覆するといわれています。

転覆といっても、リーシュという紐でボードと自分の足をつないでいるため、すぐにボードに捕まることができるので心配ありません。

そのため、初めは無理せずに、まずは座りからひざ立ちになって慣れることから始めたほうがよいでしょう。

座っていれば余程のことがない限り転覆する恐れはないので、ここでしっかり漕ぎ方に慣れておくと良いです。

余裕が出てきたら先ほどご紹介した基本姿勢になり、ゆっくり立って漕いでみましょう。

もし落ちてしまう場合は、背中から落ちることを意識してください。

足から落ちてしまうと、足を挫いてしまった、水底のもので怪我をしてしまう可能性があるためです。

ですが、ボートの上に立ち上がって眺める景色は、まるで水の上を歩いているような感覚になり格別です。

怖がりすぎずに楽しんでくださいね!

 

SUPの注意点

①パドルをしっかり持ちましょう

当然のことですが、パドルが無いと漕ぎ進めることができません。

水で滑りやすくなるかもしれませんが、パドルはしっかり握りしめていましょう。

パドルをもし落としてしまったら、ボードの上に腹ばいの状態腕で水をかきながら取りましょう。

サーフィンの波に乗る前のイメージです

ツアーで参加している場合は、ガイドさんに伝えて取ってもらうのが安心ですね。

 

②自分の位置をしっかりと把握すること

水上でアクティビティを行っていると、風や潮流で流されて自分の位置を見失いがちです。

自分がどこから出発したのか、近くには何があったかをしっかり把握しておきましょう。

ツアーで参加する場合は、周りの方と極力離れすぎないように注意しておきましょう。

 

③服装

SUPを行う際には、濡れても良い服装で行くのがベストです。

先程ご紹介したように、転覆して落ちてしまう可能性があるためです。

落ちなかった場合も、自分や近くの人がパドルを漕ぐ際に水がかってしまうことがあります。

板も基本的には濡れてしまうので、疲れたから座ろうと思った際に、お尻などが濡れてしまうことが多いです。

そのため、濡れても気にならない格好で行くことをおすすめします。

また、靴はビーチサンダルなどがおすすめです。SUPの板は浅すぎると地面に突っかかってしまい進めません。

そのため、乗る前に少し深くなるところまで歩いて運ぶ場合があります。

裸足では危ないため、濡れても良いビーチサンダルなどを履いていきましょう。

また板に乗る際は裸足なので、簡単に脱げる物が好ましいです。

脱いだ靴は板にくくりつける場所があるので安心してくださいね!

 

④持ち物

ツアーさんの車や事務所など、荷物を置く場所がある場合は着替えとタオルがあると便利です。

SUPでは、濡れてしまう場合が多いためです。

体験後にフェリーに乗る予定なある方は、濡れていると乗船できないため、忘れないようにしてください。

SUPに乗る際の持ち物ですが、飲み物があれば大丈夫です。

SUPは想像以上に全身を使うスポーツなので、しっかり水分補給をしてください。

日光を遮る場所もあまりないので、熱中症には十分注意が必要です。

また、必要な人は自己責任でカメラなどを持っていくと素敵な思い出になると思います。

ですが、両手で漕ぐため手に持つことは基本的に難しいです。

そのため体にくくりつけるタイプの小物入れなどがあると便利です。

その際も基本的に濡れても良い物しか持って行かないことをおすすめします。

カメラや携帯などを持っていきたい際にも、防水カバーに入れることをおすすめします。

 

⑤日焼け対策

アクティビティ中はもちろんのこと、太陽の光を遮るものがありません。

長時間の直射日光に当たり続けると、日焼けや熱中症になる恐れがあります。

特に夏場は日差しがとても強いため、日焼けも遮るものが何もなく直射日光を受けることになるので、日焼け対策は必須です。

また、やけどのようになる恐れもあります。

そのため、日焼け止めだけでなく、できるだけ帽子、サングラス、ラッシュガードなどを着用するようにしましょう。

西表島は春や秋でも日差しがかなり強いです。油断せずに一年中しっかりとした日焼け対策を行ってください。

 

西表島でSUP

SUPは、水上を漕ぎ進めるマリンアクティビティであり水につかる必要がないため、夏だけでなく秋も冬も通年楽しむことのできる、新定番マリンスポーツです。

西表島でも、とても人気が高いです。

西表島でのSUPは自然豊かなフィールドを活かして様々なシチュエーションでSUPを楽しむことができます。

定番のSUPを使って散策を行うSUPクルージングは非常に人気が高いです。

日中だけでなく、朝焼けや夕景を観ながらのSUPや午前、午後のどちらかだけの半日ツアー、あるいは1日堪能できるプランなど多様です。

スケジュールに柔軟に合わせることができるので嬉しいですね。

 

おすすめのSUPツアー

①ド定番!SUPクルージングツアー

西表島 マングローブ SUP サップ

西表島の雄大な自然を活かして行われるSUPクルージングはフィールドごとに見える景色が異なるので、何度参加しても見飽きることはありません。

また季節によって表情を変える自然だからこそ四季それぞれの姿で楽しむことができます。

 

③サンライズ&サンセットSUPツアー

サンライズ

やはり島ならではの楽しみ方ができるのがこのサンライズ&サンセットSUPツアーです。

特に西表島は海岸周辺の開発が進んでいないため、高い建物もなければ海岸線沿いに堤防もほとんど存在していません。

そのような自然に囲まれたシチュエーションで、登ってくる朝日や沈みゆく夕日を眺めるのは、この上ない贅沢な体験と言えるでしょう。

 

②ナイトSUP

ナイトSUP

西表島の夜空は、どこの空よりも美しいでしょう。

それもそのはず、国内初の星空保護区認定を受けたのが西表石垣国立公園なのです。

そんな美しい夜空を見ながらうっとりできるのが、こちらの星空ナイトSUPです。

極上の星空を見たいとお考えの方は、是非新月周辺の日にちに行ってみてください。

満月の日は新月の日に比べると、見られる星の数が1/3程度になってしまうと言われています。

 

さいごに

SUPについてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?

インスタ映え必至の最先端マリンアクティビティは、とても魅力あふれるものでしたね。

インスタ映えはもちろんこと、全身運動になりシェイプアップ効果もあることはとてもうれしいですね。

ぜひとも、西表島に一度足を運んでいろんなシーンでのSUPを体感してみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。