現地コラム
COLUMN
西表島旅行モデルプラン・2泊3日編
突然ですが、ふと南国旅行に行きたくなることはありませんか?
温暖な気候、輝かしい太陽と青い海、南の土地にはさながら楽園めいた風情があるものです。
みなさまが南国と言われて思い浮かべる土地はどこでしょう。
ハワイ、グアム、あるいはサイパンなど、煌びやかな海外旅行はいつだってみんなの憧れでしょう。
しかし、パスポートを取らなければなりませんし、大きな旅費も必要となり気軽に海外へは行けませんよね。
それなら国内で南国気分を味わえる場所はどこだろうと考えた時、多くの方は沖縄を思い浮かべられるのではないでしょうか。
那覇市を擁する沖縄本島は、観光地として人気のスポットです。
ですがせっかくなら、もっと南国気分が味わえる場所に行ってみたくはありませんか?
今回は、そのような方に向けて、西表島旅行についてご紹介します。
西表島があるのは沖縄本島よりもさらに400km以上南西の地点。
八重山諸島の一部に属しており、本土とは異なる亜熱帯気候に属しています。
西表島は、沖縄の数ある島々の中でも沖縄本島に次いで第二位の面積を誇っており、際立った強い個性を持っている島です。
島の大部分を覆った亜熱帯のジャングルや、サンゴ礁が群生した透明度の高い海など、国内でも屈指の豊かな自然を誇る島として多くの人々に愛されています。
島内のジャングルは国から西表石垣国立公園として指定を受けており、イリオモテヤマネコやカンムリワシなどの特別天然記念物が生息しているという点も島の大きな特長の一つ。
また、島の周りを囲んだ青い海はもちろんのこと、島の中にも川や滝といった美しい水辺が数多く点在しており、多種多様なウォーターアクティビティを楽しめる聖地としても人気を集めています。
そんな環境ですので、言ってしまえば西表島を構成する全ての要素が非日常!
ドキドキワクワクを詰め込んだ宝石箱のような島なのです。
二泊三日という手頃な日程をモデルケースとして、西表島旅行を徹底紹介させていただきます!
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・1日目 石垣島から西表島へ
初日から順に旅行の日程を追いかけていきましょう。
旅行ですので、もちろんまずは西表島へと向かわなくてはなりません。
しかし、西表島は上で述べさせていただいたように一面のジャングルに覆われた島。
なんと密林の面積は島全域の九割以上にも及び、そういった環境上、島内に空港はありません。
そのため、西表島へと向かうためにはまず同じ八重山諸島にある石垣島へと向かう必要があります。
石垣島には空港があり、ここへは東京、大阪、名古屋、福岡といった大都市圏の空港からのみ直通便が出ています。
それらの空港を利用しにくい場所にお住まいの場合は那覇空港へと飛び、経由して石垣島へと向かうルートを取りましょう。
さて、石垣島に着いたら次は港へ。
石垣港にある石垣港離島ターミナルという場所から西表島への高速船が出ているのですが、ここで迷うのが航路。
西表島には島北部の上原港、島南部の大原港と二つの港が存在しており、高速船はいずれの港へも運航しています。
どちらの港へ向かっても移動時間は約50分程度と大差ありませんので、用途に合わせて航路を選ぶ必要があるのです。
それぞれの港に特色はあるのですが、大雑把に括ってしまえば周辺に商業施設が多いのが上原港、離島らしいのどかな風景が広がっているのが大原港となっています。
回りたい観光スポットや参加したいアクティビティ、宿泊予定の宿の立地などを考慮してどちらの港へ向かうかを決めましょう。
いずれの港も付近にレンタカーショップが複数店あるため、移動手段に困ることはないでしょう。
なお、今回は上原港へと向かうプランをご紹介させていただきます。
西表島にはコンビニがないので、必要なものは高速船に乗る前に買っておくようにしましょう。
また、小さな商店や食堂はキャッシュレスに対応していないため、必ず現金をご準備ください。
・マングローブの繁る浦内川をジャングルクルーズ
上原港に到着したら港近くでレンタカーを借り、車で10分ほどの位置にある浦内川を目指します。
レンタカーの台数に限りがあるため、必ず事前予約をしておきましょう。
浦内川では西表島特有のジャングルのような川を遊覧船で探検します。
この川は海水と炭水が混じり合った汽水域で沖縄県ならではのマングローブが繁茂している様子を眺めることができ、その独特の風貌にたっぷりと南国気分を味わうことができるでしょう。
穏やかで優雅なクルージングを堪能しつつ西表島でしか出会えない自然環境を観察すれば、日常の疲れが洗い流されていくのを実感できるかもしれません。
ツアーの所要時間はおよそ一時間。
ガイドの方による景色の詳しい解説付きですので、訪れて最初に参加して西表島気分を味わうのに最適なツアーです!
施設名 浦内川観光
電話番号 0980-85-6154
住所 八重山郡竹富町上原870-3
・西表野生生物保護センター
ジャングルクルーズを楽しんだ次は、再びレンタカーに乗って西表野生生物保護センターを目指しましょう。
西表島の顔といえばイリオモテヤマネコ!
この施設は特別天然記念物のイリオモテヤマネコを保護する活動の拠点となっています。
世界で西表島にしかいないイリオモテヤマネコや野生生物、それらを取り巻く自然環境について知ってもらうことを目的とした施設となっており、島についての知見を深められます。
可愛らしいイリオモテヤマネコを眺めるだけでも楽しめる施設です。
観光中に野生のイリオモテヤマネコと出会える保証はありませんので、ぜひここを訪れてイリオモテヤマネコを観察しましょう。
受付でスタッフの方に声をかけると展示解説をしてもらえるので、詳しい知識を得たい方はぜひご活用ください。
お子様がいらっしゃる方は夏休みの自由研究などにもいいかもしれませんね。
入館料は無料で、小さい子供から大人まで楽しめる場所となっています!
施設名 西表野生生物保護センター(IWCC)
電話番号 0980-85-5581
営業時間 10:00〜16:00
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日も休館) 祝日(ただし、子どもの日(5月5日)および文化の日(11月3日)を除く)、6月23日(慰霊の日)、年末年始(12月29日~1月3日)
※地域の行事や剥製の燻蒸のため臨時で休館となる日があります。
住所 八重山郡竹富町字古見(番地なし)
・レンタカーで夜のドライブへ!目指すは子午線モニュメント
西表島内にある祖内という土地には、東経123度45分6.789の子午線が通っています。
子午線は赤道と直角に交わり北極と南極を結んだ線であり、いわば地球を縦に割る一本の線です。
1997年、国土地理院の沖縄支所が珍しい数字の並びを発見。
それを記念して、西表小・中学校の近くに「子午線のモニュメント」が設置されました。
毎晩19時から22時までの1時間おきに、モニュメントからレーザー光線が照射されます。
123度45分6.789の子午線に向かい夜空を貫く光は見応え満点で、その光景はどこかSF的な面白みを持っています。
光源の少ない西表島の夜は真っ暗で、空を見上げると無数の星の姿を目にすることができ、日本一の星空の呼び声も高い土地です。
そんな西表島は、日本で初の星空保護区として国際的な認定を受けており、なんと日本国内でありながら南十字星などの南半球の星座も見ることができます。
手を伸ばせば届きそうな満天の星空は感動的な光景で、思わず目を奪われてしまうこと間違いなし。
また、夜行性のイリオモテヤマネコが道路を横断しているかもしれません。
よそ見をして事故にならないよう、夜間のドライブはより一層安全運転するようにしましょう。
・2日目 世界遺産登録登録地をコンプリート!西表島完全制覇のフルツアー
2日目は船の時間を気にする必要がありませんので、思いっきり遊びつくしましょう。
マングローブ川でSUPを楽しみ、次に鍾乳洞探検、さらにバラス島上陸まで一気に体験してしまおうという、さながら西表島欲張りセットとでも呼ぶべきボリューム満点のツアーです!
まず参加するのは、近年世界中で話題となっている注目のニューアクティビティ、SUP(スタンドアップパドルサーフィン)です。
これはサーフボードのような板の上に立ってパドルを使って漕ぎ進めるというもので、老若男女を問わず楽しんでいただける爽快ウォーターアクティビティです。
マングローブが茂る川を進んでいき、ショートトレッキングを挟んで「幸運の滝」とよばれる滝を目指します。
その次は、鍾乳洞探検(ケイビング)です。
西表島の大自然が生み出した大小の鍾乳洞を、ヘルメットを着用し、全身を使って探索していきます。
天然のダンジョンを探検していく様はまるでRPGのよう。
映画のような探検家気分を味わえる非日常体験は興奮必至!
鍾乳洞探検終了後はお昼休みになります。
自分たちでお店を選んでもいいですし、ガイドの方におすすめのお店を聞いて参考にしてみるのもいいかもしれません。
腹ごしらえが済んだらいよいよ最後のアクティビティです。
船に乗ってバラス島へと向かいます。
バラス島はサンゴの破片である「バラス」からできた島で、干潮時の決まった時間帯にしか出現しないため、「奇跡の島」と表現されることもあります。
サンゴの破片は真っ白であり、そんな破片でできたバラス島も全体が真っ白!青い海と青い空とのコントラストは抜群で、現実味がないほどに美しいロケーションを楽しめます。
ところで少し話が飛びますが、みなさまはオリオンビールをご存知ですか?
オリオンビールは沖縄に本社があり、県民ビールと称されるほどに地域に根付いているビールです。
国内で流通しているビールの中では第五位のシェアと人気の銘柄ですので、お酒を飲まれる方はご存知のことも多いかもしれませんね。
実はこのバラス島、そのオリオンビールのCMのロケ地として使用されたこともあるんです。
県内のことを熟知している地元企業がビールのCMを撮るために選んだ場所と聞くと、どれだけ美しい場所なのかをイメージしていただけるのではないでしょうか。
そんな美景は最近ではSNS映えスポットとして大人気です。
数多くの人気インスタグラマーがこの島を訪れ、きれいな写真を撮影しています。
マングローブから滝、鍾乳洞、海、幻の島まで、西表島の大自然をギュッと一日に詰め込んだ、まさしく完全制覇プランです。
どのアクティビティも安全具を着用した上でガイドの方がしっかりサポートしてくれるため、初心者から楽しむことができます。
上原地区に宿泊していれば宿泊先への送迎があるため、賢く利用したいところですね!
施設名 西表島 ADVENTURE PiPi
電話番号 0980-85-7240
営業時間 7:00〜22:00
・3日目 午前 由布島
2日目は一日体を動かしたので、最終日はのんびりと由布島観光はいかがでしょうか。
由布島は西表島から水牛車で約15分の距離にある人気の離島。
島そのものが「亜熱帯植物楽園」という植物園になっていて、ブーゲンビリアやハイビスカスなど、亜熱帯ならではの植物を見て回ることができるのです。
水牛の池は休憩する水牛たちのオアシスになっており、水牛たちが休んでいる愛らしい姿が見られます。
蝶々園では、日本最大級の蝶「オオゴマダラ」が優雅に飛ぶ姿が見られます。
オオゴマダラのサナギの色はまぶしいくらしの黄金色となっていて、金運アップのご利益がある、なんて話もあるそうです。
また、島内には南国風情たっぷりの料理やスイーツを提供してくれるレストランや売店があり、飲食にも困りません。
ここでしか買えないオリジナル水牛グッズがお土産に人気ですので、最終日のお土産候補にいかがでしょうか?
施設名 亜熱帯植物楽園
電話番号 0980-85-5470
営業時間 9:00~17:00
レストラン 11:30~17:00(※ラストオーダー 16:00)
・西表島から石垣島へ
あっという間に2泊3日が終了すると、名残を惜しんで西表島に別れを告げつつ、石垣島へと戻ります。
西表島限定グッズを買うならここがラストチャンスになるため、買い忘れは厳禁です!
離島ですので、西表島に忘れ物をしてしまうとなかなか取りには戻れません。
そのため、忘れ物には入念に注意しましょう。
盛りだくさんの旅行が終わり、帰路の高速船の中ではきっと熟睡してしまうことでしょう。
・まとめ
2泊3日と少し慌ただしめの日程でご紹介させていただいた西表島旅行はいかがでしたか?
色とりどりの楽しさがたっぷりと詰まった西表島。
その魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。
ちなみに西表島までの航路は約50分とご紹介しましたが、波や風の状況によって船の遅延などが生じる場合があります。
時間に余裕を持った旅行計画を立てておくよう心掛けましょう。
また、波風によって船が揺れる日もありますので、船酔いが心配な方は酔い止めを持参しておくと安心です。
西表島にはこの記事でご紹介しきれなかった見所や魅力的なアクティビィが満載です!
自分が行きたいところや体験したいアクティビティなどをよく調べ、有意義な西表島旅行にしましょう。