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COLUMN

八重山諸島の離島10選

2020-03-10 10:42
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八重山諸島とは

みなさんこんにちは!

突然ですが、八重山諸島はご存じでしょうか。

教科書などで見た、テレビで見たことはある。

けど正確には覚えていない。という方も多いのではないでしょうか?

 

石垣島や西表島は耳にしたことがあるかと思います。この両島も八重山諸島に属します。

両島に見受けられるようにとても自然豊かな島々が集まっています。

石垣島や西表島以外の島もとても個性豊富な島々が多いので要チェックです!

本記事では、八重山諸島の島々についてご紹介いたします。

 

八重山諸島について

 

〈八重山諸島がわかる地図〉

 

八重山諸島は、日本最南西端の島々です。 

八重山諸島は沖縄本島よりもさらに南で台湾の近くですので、気温は沖縄よりより暖かく、カンムリワシ、サキシマハブ、イシガキケブトハナカミキリなど、貴重な生き物が住む手つかずの自然も多く残っています。

イリオモテヤマネコなどは非常に有名ですよね。

面積が100km2以上の島は西表島と石垣島の2島で、観光客もこの二島を訪れる方が多いです。

この二島の特徴としては古見岳や於茂登岳など、標高500m程度に達する山を有している高島で、河川も発達しています。

それ以外の島は隆起した珊瑚礁の低島です。小さな離島は、自転車で島を一周できるほど小さいです。

 

行政区分としては沖縄県石垣市、八重山郡竹富町及び与那国町の1市2町からなりたっています。

有人島では、石垣島が石垣市、与那国島が与那国町にそれぞれ属し、他の10島はすべて竹富町に属しています。

西表島のほうが人口は多いのですが町になっていないのは面白いですよね。

 

日本であることを忘れるほどの美しい海と、南国ならではのゆったりした島時間は八重山諸島を訪れないと感じられませんね。

 

八重山諸島の離島

①石垣島

 

〈石垣島の写真〉

 

石垣島は沖縄本島、西表島に次いで県内3番目に大きな島です。

亜熱帯の豊かな自然と都市機能が共存する町です。

八重山諸島の玄関として八重山諸島の経済、行政、観光の中核を担っています。

隣接する西表島と共通する貴重な種が多数生息しています。

宮良川河口のマングローブは、国内最大の面積のマングローブ林です。

西部の名蔵アンパルはラムサール条約に登録されており、世界的に有名な湿地になります。

北部にある米原のヤエヤマヤシ群落は国指定の天然記念物に指定されています。

海岸ではサンゴ礁が広がっており、特に南西側には石西礁湖が、北西部の川平湾も多様なサンゴがみられます。

 

②西表島

 

〈西表島の写真〉

 

西表島は沖縄本島に次いで県内2番目に大きな島で、全体のほとんどが熱帯・亜熱帯の原生林で覆われた島です。

太古の海進期にも完全に水没することなかったことと、マラリア発生地であったため、定住が困難であり、開発が遅れたことで、結果として豊かな自然が残ることになりました。

なお、マラリアは1961年に根絶されていますので安心して旅行に行けますよ。

広大なジャングルは特別天然記念物のカンムリワシ、イリオモテヤマネコ、天然記念物のセマルハコガメ、キシノウエトカゲ、サキシマハブなど珍しい生き物たちが生息し、無数の河川が日本産のマングローブ植物7種がすべて分布しているマングローブの大群落や滝などの雄大な風景を造りだしています。

 

西表島の特有な自然環境を利用した、数多くの河川でのカヤッキング、シュノーケリング、スキューバダイビングなどのアウトドアアクティビティが盛んで、エコツーリズムの絶好のアクティブスポットになっています。

 

③竹富島

 

〈竹富島の写真〉

 

竹富島は石垣島から船で約10分ほどの沖合いに浮かぶ、日本最大のサンゴ礁である石西礁湖内に位置しており周囲約9kmのサンゴ礁の隆起によって生じた小島です。

海水浴やダイビングなどの利用者が多く、コンドイ浜や星砂で有名なカイジ浜、島北西部のタキドゥングチ、島南西部のシモビシ、南部の竹富島南沖礁は人気です。

他にも赤瓦屋根の民家に様々な表情のシーサー達を見かけることができる街並みも訪れる観光客を癒します。

 

純朴で美しい昔ながらの沖縄の原風景が残る竹富島は、全島が西表石垣国立公園に指定され、国の重要伝統保存地区にも指定されており、八重山屈指の人気観光地となっています。

 

 

④小浜島

 

〈小浜島の写真〉

 

小浜島は八重山諸島のほぼ中央部に位置する、NHKドラマ「ちゅらさん」の舞台として知られる島。

 

「ちゅらさん」で通学路のシーンに使われたシュガーロードなどのなだらかな丘陵にはサトウキビ畑と牧場が広がり、この島の最高峰の大岳は先島諸島火番盛のひとつとして国の史跡に指定されるとともに、竹富町の名勝に指定されており、頂上からは360度の大パノラマで、トゥマールビーチや石長田海岸の小浜島の海岸やエメラルドグリーンの海と八重山の美しい島々を見渡すことができます。

リゾートホテルやゴルフ場もあり、リゾート地でもあります。

 

⑤黒島

 

〈黒島の写真〉

 

黒島はかつては森林が広がっていましたが、開墾事業が進められた結果、集落以外のほとんどの場所が開墾され、牧草地が広がる風景が形成され、人口約200人に対して牛の数はその10倍以上という、牛の島として知られているのどかな牧場の風景が島中に広がる放牧の島となりました。

黒島で1年ほど育てられた子牛の多くは、全国のブランド牛産地で肥育され、石垣牛をはじめとするブランド牛として出荷されています。

自然も豊かで、サキシマハブ、ヤエヤマオオコウモリ、オオシママドボタルが生息しており、天然記念物の中では、オカヤドカリが生息しています。

また空気が澄んでおり、日本の南端に位置することから、南十字星、カノープス、ケンタウルス座α星など南天の星を、日本国内としては比較的観望しやすいスポットでもあります。

ハート型の島の形から別名「ハートアイランド」とも呼ばれています。

海ガメが産卵に訪れる黒島の海には、八重山屈指の美しいサンゴ礁が広がり、シュノーケリングに絶好のポイントとなっています。

 

⑥鳩間島

 

〈鳩間島の写真〉

 

鳩間島は西表島の北方5kmの海に浮かぶ、ドラマ「瑠璃の島」のロケ地ともなった美しい小島です。

この島で生まれた鳩間節は沖縄を代表する民謡となっています。

明治末期から大正期にかけてカツオ漁が盛んで、鰹節は名物であった。

その後カイジンソウやツノマタの養殖などを経て、現在は海藻、シャコガイの養殖が中心となっています。

1980年代初めに、島唯一の小学校の児童が1人だけになり、廃校の危機にさらされた際に、親類や全国各地からの里子引き取りなどで小学校を守ったというエピソードをまとめ、森口豁によって『子乞い – 沖縄孤島の歳月』という本が出版されました。

これを原案・原作として尾瀬あきら作のマンガ『光の島』や、日本テレビで放送されたドラマ『瑠璃の島』が制作され、全国的に知名度が上がりました。

 

また、主題歌の『ここにしか咲かない花』は、コブクロが実際にこの島を訪れた上で作られました。

『瑠璃の島』の放映とほぼ同時期の2006年に高速船の定期便が就航し、鳩間島を訪れる観光客が急増し、民宿などの宿泊施設や食堂がオープンするなど観光地として大いににぎわいました。

島には独特のゆったりとした時間が流れ、静かで穏やかな癒しのひと時を与えてくれます。

 

⑦波照間島

 

〈波照間島の写真〉

 

波照間島は「果てのウルマ(珊瑚礁)の島」を語源とする、日本最南端の有人島であるとともに、民間人が日常的に訪問できる日本最南端の地です。

独特の青い輝きを放つ波照間の海の色は“ハテルマブルー”とも称され、中でもニシ浜ビーチは八重山有数と有名です。

緯度が低く、南十字星を好条件で観測できる数少ない島であり、周囲に人工的な灯りが極めて少ないため、他所では見えにくい星を肉眼で観測することができます。そのため高那崎に程近い島の南海岸には星空観測タワーが立っており人気の観光スポットとなっています。

 

 

⑧新城島

 

〈新城島の写真〉

 

上地、下地の2つの島からなる新城島。

上地島は、大部分は森で覆われている東北から南西方向に細長く延びた島で、下地島は、略半円形の島です。

2島の間は約420mありますが、東側はリーフで繋がっており、大潮の干潮時にはリーフの一部が水面上に現れて、歩いて渡ることができます。

定期船がない近くて遠い小さな南の楽園です。

石垣島等からのツアーで行くか、西表島からシーカヤックでのツアー等でしか訪れることができません。

携帯電話は、au、ソフトバンクのサービスエリア内ですが、一部海岸沿い以外では携帯電話は通じないので迷子にならないようにしましょう。

 

⑨由布島

 

〈由布島の写真〉

 

西表島に隣接する由布島は、海流によって堆積した砂だけで出来ただけの小さな島で、島全体が「亜熱帯植物楽園」と呼ばれる植物園になっています。

由布島と西表島の間の海は、通常は1m程度の大人の膝に満たないくらいの深さしかないため、由布島と西表島間の観光用の移動手段としての水牛車が利用され、重要な観光資源になっています。

 

また、潮位が低く波が静かなときには、通常の自動車や徒歩で渡ることも可能です。

⑩与那国島

 

〈与那国島の写真〉

 

与那国島は島としては日本の最西端に位置し、国境の島と呼ばれ、ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地としても有名な島です。

台湾まではわずか111kmで、海の彼方に台湾の島影を望むことができる時もあります。

ダイビングスポットに富んでおり、人工物とする説もある「海底遺跡」の名で知られる与那国島海底地形や特に冬場に見られるシュモクザメは人気があり、多くのダイバーが訪れます。

日本国内では与那国島だけで生産されている花酒というお酒があります。

「はな」とは初めのという意味で、泡盛と同じ製造過程で最初に抽出されるアルコール度数60度の非常に強く純度の高い蒸留酒のことです。

町内にある3つの酒造所で生産されており、いずれもビロウの葉で巻かれた独特の瓶に詰めて出荷されるのでお土産にされる方も多くいらっしゃいます。

 

さいごに

八重山諸島の離島についてご紹介いたしました。

いかがだったでしょうか。

八重山諸島は国内最南端の南国の雰囲気があふれる諸島です。

各島ごとに特徴があり、石垣島は訪れたことがあっても波照間島は行ってないという方もいらっしゃったのではないでしょうか。

是非八重山諸島を訪れた際は石垣島や西表島だけではなく、周辺の島々にも興味を持っていただき足を運んでいただければと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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